スミレは日本にも多くの種類が自生していますが、世界的にも多くの種類があると言われています。
その中で、葉に斑の入るスミレは何種類かあり、葉に存在感が出るため愛好家に人気があるそうです。
なかでも、フイリゲンジスミレは人気が高いと言われています。
そこで今回の記事では、斑入りスミレの種類とフイリゲンジスミレの特徴について説明したいと思います。
スミレの種類 斑入りスミレとは?
人気の高いフイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)は、日本の青森~岩手の太平洋側、中部~関東地方の内陸部、岡山県、愛媛県のみで見られるゲンジスミレ(源氏菫)の母種だとされています。
和名であるゲンジ(源氏)という名は、葉裏が紫であることから、紫式部の源氏物語を連想して付けられたそうです。
斑入りの葉がシクラメンの葉に似ていることから、ヨーロッパなどではシクラメンリーフバイオレットと呼ばれることもあるそうです。
フイリゲンジスミレは、シベリア、中国、朝鮮半島に自生するスミレで、日本では園芸品種として育てられていましたが、その後野生化したものも多いと言われています。
丸形の葉にはっきりとした斑が入り、花の色が濃いのが特徴です。花期は4~5月くらいの多年草、性質はあまり強くなく短命ですが、環境が合えば長く楽しめるそうです。
日当たりが良く、乾燥気味の場所を好むようです。
ただし、移植、加湿に弱いため、移植した後はしっかりとした管理が重要です。
移植後は他の種よりも水切れに弱いですが、水を与えすぎると加湿気味になり、根腐れを起こすそうです。
また、屋外での越冬は難しいと言われています。
フイリゲンジスミレは濃い紫色の花が特徴ですが、色素の抜けるアルビノ品種があり、きれいな白い花を咲かせるそうです。
色素が抜けるため、青軸になり葉も明るい緑色になりますが、斑はしっかりと残るようです。
まとめ
スミレの斑入り種は、葉が美しいため人気が高いそうです。
特に人気のフイリゲンジスミレは外国産の園芸種が野生化し、普通に見られることもあるようです。
葉の斑が非常によく目立ちますので、身近なところで探してみてはいかがでしょうか?