つる植物の中でも特に美しく、観賞用としてよく育てられているクレマチスですが、この記事では特に、クレマチス・アーマンディという品種についてご案内します。
日当たりや水の条件など、クレマチス・アーマンディを育てる上で重要なことをご紹介いたします。
【クレマチス・アーマンディの育て方は?】
クレマチス・アーマンディとは、中国原産のつる性の花木です。常緑で、適度に湿度のある場所を好みます。原産地では川沿いなどに多く育ちますが、園芸品としても人気があり、人の家の庭でも育ちます。
人の手の加わっていない野生の「原種系クレマチス」と呼ばれるグループの一種です。
花の美しさに加え、他の品種に比べて比較的育てやすく、人気が高いです。
改良されたものにクレマチス・アーマンディ「チェリーブロッサム」という園芸品種もあります。
花は春、新葉が出てくる前に咲き始めるのが特徴です。白や、ほんのりとピンクがかった色の花を咲かせます。花の大きさは約4cm~6cm、花弁は4枚~6枚が一般的です。花には甘い芳りがあります。葉は細長い形で、革製品のような質感があります。品種名はアーマンディーは人名に由来します。
日当たりについては、半日陰の場所でよく育ちます。
寒さには非常に強く-5℃くらいまでなら屋外で冬越し可能ですので、鉢に植え替えることなく一年中地植えもできます。しかし、寒風に長い時間さらされると、葉や芽先が傷むおそれがあります。春からの生長に影響が出るかもしれないので、寒すぎる場合は気を付けましょう。
肥料を与える時期は春~秋です。クレマチスは肥料を正しく与えられるとよく成長します。
かかりやすい病気・害虫は特にありませんので、比較的育てやすいでしょう。
植え替えの適期は開花前の3月や、冬の11月~12月頃がよいでしょう。
土は、やや湿った肥えた土壌を好みます。
【クレマチス・アーマンディの挿し木について】
クレマチス・アーマンディは挿し木でふやすことができます。
挿し木に適しているのは5月~6月です。枝をばっさりと短く切り戻すような剪定は、植物が一時的に弱りますので植え替えや移植する時以外は極力避けるようにしましょう。
通常は、枯れた枝をきれいに取り除いて剪定を行います。混み合っている部分の枝をすくような感覚で剪定を行います。枝をすくのは花後の6月頃が適しています。
まとめ
いかがでしたか?クレマチス・アーマンディという品種についてまとめてみました。
気になったかたは、是非育ててみてくださいね。