クレマチスはツル性の植物で、自分の力だけでは自立できません。なので、誘引で伸びていく方向を決めてあげないとあっちこっち勝手に伸びていき、上に伸びていく習性があり下に下がっていってしまったツルには葉も花もつかなくなってしまうので、見た目も悪くなってしまいます。

では、美しい緑や花を楽しむための誘引について紹介していきます。

クレマチス 誘引 方法

クレマチスを誘引しよう!方法について

クレマチスの誘引は、基本的に斜め上に誘引させることにより花と葉を出すことが出来ます。新枝咲きと新旧枝咲きは、つぼみが見え始めてから行ってください。新芽が出た直後は枝が折れやすいです。なので、枝がある程度固くなってから行うのです。

クレマチスの枝が絡んでしまっていたらこれをほどきます。このときすでに硬くなってしまっていてほどけないときは絡んでいるところごと切ってしまってください。

誘引するときも、多少力を入れて曲げます。硬くなっている枝は完全に切断してしまわなければ枯れません。それだけ繁殖力旺盛なのです。

ほどいたクレマチスは、平面のネットやフェンスなどに絡ませるときはS字、もしくは枝が重ならないように広げていきます。

オベリスクなどに絡ませるときはとぐろを巻かせるようにして上へ上へと誘引します。このとき針金や紐で縛って軽く留めておけば、あとは自分でツルを伸ばしていきます。

スポンサードリンク

クレマチスを誘引させるときのコツって?

最悪誘引をしなくても枯れないくらい、クレマチスはおおらかな植物です。逆に誘引して上に伸びていった結果手の届かないところに伸びて行ったりもします。出来るだけ枝と枝が重なってしまわないように注意しましょう。誘引されたクレマチスは一度上まで伸びきると次は下へ伸びていき、また上へ伸びていきます。そもそも誘引はバランスよく咲かせるための方法ですから、特に注意することはありません。しいて言うならば繁殖力が強いのであらぬ方向へ伸びていかないように気を付けるくらいでしょうか。

花が終わったら今年伸びたツルを半分の位置で切ります。このときトレリスやオベリスクからほどくことになりますので、やはり手の届く位置でとどめておくのが良いでしょう。

なお、新枝咲きや新旧枝咲きのクレマチスは生育期間の3月から10月の間誘引を行いますが、旧枝咲きは通年誘引をします。

【まとめ】

放っておいてもぐんぐんと伸びていくので、綺麗に保ってあげるにはやはり誘引は不可欠と言えます。丈夫ですがそれだけ手をかけて美しく保ってあげるのもクレマチスを育てる醍醐味ではないでしょうか?