日本人にとって古くから文化的にも馴染みのある椿は、様々な色の綺麗な花を
咲かせます。このように、日本人と密接な関係のある椿は庭植えや鉢植えにして栽培して楽しむことできます。栽培する場所を選ばず日陰でも栽培することができます。また、品種改良により、年中、楽しめる花となっています。では、この椿はどのように育てるのでしょうか。また、どのように苗からの育てるのでしょうか。
椿の苗からの育て方とは⁉
椿の育て方は、種から育てる方法と苗木から育てる方法の2つの方法があります。しかし椿の種はあまり市販していないため、苗木から育てるのが一般的になります。椿は種から育てると親木と違う花を咲かせることが多いためです。椿の苗木を植える適切な時期としては3〜4月、6〜7月の穏やかな気候が多い時期を選びます。苗木の購入時期も適切なじきに購入することが大切です。花が開花す1〜2月が適切な購入時期です。葉っぱも色が濃く、艶があり、病害虫に侵されていないものを購入します。苗木から育てると、2年未満は水をたっぷりあげることが必要です。開花時期の椿は、花びらを広げるためにも水が欠かせないため、十分に水やりをすることが必要です。2年以上経つ庭植えの椿は、多くの水は必要ありませんが、雨が少なく土が乾いているようなときは、十分に水やりをすることが必要です。
椿の苗木の植え付け時期とは⁉
椿の苗木の適切な植え付けの時期は、花が咲き終わった3〜4月頃か花の芽が出てきた9〜10月頃が最適です。鉢植えに植え付けする場合は、ポットの大きさよりすこし大きめの鉢に植え付けします。大きすぎる鉢に植え付けると苗木が弱る原因になるため、鉢の大きさは1〜2号ほど大きいサイズのものを選ぶのが適切です。水はけを良くして土を酸性にするために鉢の底に大きな粒の鹿沼土を敷きます。鉢植えに苗木を植え付けたあとは1〜2週間は直射日光にあまり当てずに、徐々に日光に慣らしていきます。地植えの場合は、土を整えた後に根鉢の倍程度に穴を掘ります。その穴に苗木を植えつけます。この時‘、深植えにならないように注意する必要があります。また、根鉢の表面と地が同じ高さになるように整えます。苗木を植えたあとは、根がしっかりつくまでは、支柱で支えると安定します。鉢植えと同じく庭植えのときも、穴の底にも有機質肥料など元肥として入れます。アルカリ性の土では肥料が吸収されにくくなり生育が悪く葉っぱが黄色くなったりします。このことからも、コンクリートブロックの塀などでアルカリ性に傾く場所は、選ばないようにするか土に有機物を多く混ぜ、高植えにするなどして対処します。
【まとめ】
椿の栽培は比較的簡単で綺麗な花を咲かせることができます。そのためには、椿の性質や開花時期を知り、植え付けの時期を把握したりと椿に対して優しさをもって手間暇かけてあげることが大切です。