突然ですが、ひまわりを漢字で書けますか?ひまわりは、漢字で「向日葵」と書きます。結構難しいという印象を持たれる方も居るかもしれません。このひまわりの漢字はどのような意味を持っているのでしょうか?ここでは、漢字の意味や由来について紹介いたします。

ひまわり 漢字 意味 由来

ひまわりの漢字の意味とは?

「向日葵」という漢字を見た時、何を思いましたか?「向日」はひまわりの性質を表している言葉が元となっています。そうです!太陽の動きに合わせてひまわりが傾くことを、太陽に向かって生長するとしたことから、この2文字が当てられました。では、「葵」とは何でしょうか?葵という植物を知っている方も多いかと思いますが、これとひまわりの関係性が分かりませんよね?実は、草冠の下「癸」は「みずのと」と読みます。これは、甲乙丙から始まる十干の10番目に当たります。この字は「揆(はかる)」という字に繋がっており、植物の内部に出来た種子が大きさを測れるまでに生長した状態を示しています。また、「葵」の文字は、会意兼形声文字として、四方に向いて花が開く植物という意味を持ちます。このことから、ひまわりの漢字にも使われるようになりました。つまり、「向日葵」とは太陽に向かって生長する、四方に向いて花が開く植物を意味しています。ひまわりにぴったりの名前だと思いませんか?ちなみに、これは余談ですが、ひまわりは「葵」の漢字が使われていますが、アオイ科ではなくキク科の植物になります。

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ひまわりの漢字の由来

漢字を見ても分かるように、ひまわりが太陽に向かっていく動きをすることは有名ですよね。漢字の由来にもなっているこの動きですが、実は生長が盛んな時期だけしか動かないというのはご存知でしょうか?開花して生長が止まった花は、基本的に東向きのまま動きません。これが何故東向きになるのかというと、生長が盛んな若いひまわりは、太陽の動きに合わせて動きますので、朝は東向きで、夕方は西向きになります。ここまでは、有名な話ですが、ひまわりが日没後の夜間に真上に向かって動くのはあまり知られていません。そこから日出を迎えると、再び東向きになるのを繰り返しています。しかし、開花が近付くにつれ、日中の東から西に動く動きが止まり出します。一方で夜間の真上から東向きになる動きは開花後が近付こうが動き続けます。その結果として、開花した際は東向きで動きが止まる花が多くなる訳です。

【まとめ】

「向日葵」の漢字の由来は、太陽に向かって生長するという、ひまわりの性質を表現しています。意味が分かると、何て覚え易い漢字なのでしょう!ひまわりの花にぴったりな素敵な漢字を、是非覚えてくださいね。