大切に育てていたはずのバラの花びらに、突然斑点が!なんていうことはバラを栽培したことのある人は知っている病気の一つではありますが、初めて見たなら驚きますよね。
バラに限らず庭木だと、アジサイやツツジ、ボタンなどもかかりやすい病気。草花や野菜、果樹の柑橘類などにも出ることはあります。
病気はなんでも早期発見が第一なので、日々の管理が重要です。
もし育てているバラの花びらに斑点を見つけたらどうすれば良いのかをご紹介します。
バラの花びらに出る斑点の原因って?
バラにはいくつかのかかりやすい病気があり、この病気もその中の一つ。「灰色カビ病」またはボトリチス病と呼ばれる花弁の病気。
花弁に斑点が現れ、花が開かなくなったりつぼみも咲かず腐ってしまいます。開花前のつぼみの表面が灰色になっていたら、それはカビが覆っている証拠でこのカビ病です。
発生時期は梅雨や秋頃。温度がやや低く、曇りや雨が降り続き湿度が高い環境で起こりやすくなります。20℃前後で湿度が高い室内でも発生することがあるので、冬の室内管理に注意が必要です。
発病してしまった場合は、すぐに取り除き蔓延することを防ぎましょう。薬剤は全体にむらなく散布し、被害がひどい場合は株ごと処分します。
多湿を好み菌なので、風通しを良くし、鉢で栽培しているなら十分な日照に当てることで予防できます。
葉や花に水滴がついた状態が続き、そのまま放置していると感染しやすくなるので、水やりは株元に直接与えるようにしましょう。
枯れた葉や花からの感染もあり得るので、こまめに取り除き処分してください。この除去したものを近くに捨てることも危険なので、必ずゴミとして出し処分しましょう。
まとめ
管理に気を付けていてもかかってしまう病気はあります。過湿になると発生しやすくなる病気も多いので、水はけが良く日当たりのある場所。そして密植しすぎないようにすることが大切です。なるべくならないように管理して育てましょう。