道端に見かけるすみれですが、初心者でも簡単に育てることが出来ます。
またすみれはたくさんの品種がありますし、色も様々あります。育て方はもちろん、管理もさほど難しくはないので、ご自分で育ててみようと思った人もいるのではないでしょうか。
ですが、簡単に育てられるとはいっても、いつでも種まきが出来るわけではありません。
では、すみれにとって最適の種まきの時期や、その方法とはどういったものがあるのでしょうか。
すみれの種まきの方法は?
すみれの種には2種類あります。一つ目は「完熟種子」といわれるものです。これは、一度低温に充てることで発芽をする種です。やり方は多少手間がかかります。まず、湿っている川砂に混ぜ、冷蔵庫で1~2か月以上冷やしてください。冷やしたあとに種をまくことで発芽しやすくなります。メリットはウイルスなどの感染が比較的防止されるということと、種子の保存も長期で可能といわれています。デメリットは「未熟種子」よりは作業に手間がかかることや、消毒液などの影響もあるといわれています。
もう一つは「未熟種子」と呼ばれる種です。これは通常の植物と同じで、種をまき、一週間程度で発芽する種子です。このメリットは消毒が必要ないので、その影響を受けることはありません。また、「完熟種子」とは違い作業は簡単です。デメリットとしては、種の保存がきかないところと、一発勝負なところがあります。未熟すぎると発芽もしづらく、感染も気を付けなければなりません。
すみれの種まきの時期はいつがいい?
すみれの種まきの時期は一般的に、1~2月頃、または5月~8月頃とされています。
これは発芽の適温と関係しています。発芽の適温とされているのが20℃前後といわれているので、このあたりの時期に種まきをするのが最適です。また8月以降になると各地でも30℃を超えてしまうと発芽がしづらくなるので、あまりにも暑い日は控えましょう。
逆に1月からといっても、地域によっては寒さが続いているところもあるので、暖かくなる3月から4月にしましょう。いずれにしても、すみれは品種によっては早ければたった2か月で開花します。自分で開花時期を調節して楽しむのも良いでしょう。
【まとめ】
すみれが成長していくと株分けや根伏せなどで、その数が増やすことが出来ます。すみれは病害虫にかかりやすい植物でもあるので、多少の管理は必要ではありますが、これから花を育ててみよう!と思っている人にもお勧めです。一般的な紫だけではなく、白やピンクなども合わせて育てて見るのも、また違った楽しみが増えることでしょう。