紫陽花が咲く時期は梅雨ですが、ジメジメとしたこの時期は高温多湿となりやすいです。そうすると紫陽花も病気に感染する可能性があります。紫陽花に感染する菌は高温多湿を好む傾向があり、紫陽花の葉や茎をダメにしていきます。こうなる前に飼育を始める段階から対策をしなければなりません。紫陽花の病気でダメになる前に、病気について考えていこう。

アジサイの病気が花に与える影響は?

アジサイ 病気 花

紫陽花の病気に「モザイク病」があります。アブラムシなどから接触感染するCMVウィルスという病原体が原因で、緑色モザイクが発現します。症状として、葉や花が奇形になったり、さらにはしおれていきます。

次に「うどんこ病」という、別の感染した植物からうつる糸状菌が病原体です。葉がうどんこのような白いカビが発生し、葉の裏側までも侵食していきます。生長点付近に発生すると新芽が奇形になることもあります。

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「炭そ病」というこちらの原因も糸状菌(カビ)が病原体です。この病原体は葉などの表皮から組織内に侵入して栄養分を吸収して増殖します。症状は葉に病斑が発生して枯れていきますが、進行すると風など飛散し、周囲にも感染を広げることになります。

「葉枯れ細菌病」という細菌が病原菌も病気もあります。病気の葉が土に落ちて病原体が越冬し、翌年増殖してから感染するもの。これは葉に斑点を発生させて孔が空いていきます。

これらの病気の原因となるものは、高温多湿の環境で増殖する場合が多いです。梅雨時期は特に活動を活発となることがわかります。高温多湿でなくすることは非常に難しいですが、病原体を増殖させないことはできるはずです。風通しを良くしたり、専用の薬剤を吹きかけて予防することや、感染した部分をカットして遠くで焼却処分したりはできると思います。

まとめ

病気は自然発生するというよりも外から運ばれてくることが多いです。病原体に感染した花や葉などが落ちて土の上に放置されたままの場合、さらに病原体は広がります。こうならないために、感染した部分は落ちたまま放置せず、迅速に飼育場所から遠ざけるようにしましょう。別の花に感染する二次被害を防ぐためにも、また最悪なケースである全処分は絶対に避けるためにも、早めに対応をしましょう。