草花を育てていれば、花はできるだけ大きく、また花の数も沢山咲いて欲しいと思うのは当然ですね。それには摘心が良い方法です。摘心をすることでより沢山の花とより大きな花を咲かせることができます。こちらでは摘心の方法をご紹介いたします。
ニチニチソウの摘心の方法は?
摘心とは頂芽(茎の一番高い位置にある芽)を摘み取ることで、脇芽の成長をうながしたり、数を増やすことができます。頂芽を摘心しないままで成長させ続けるとると、脇芽に栄養が十分に行き届かなくなり、成長が悪くなって、花の数も少ないままで全体のバランスも良くありません。
摘心の方法
摘心は若い芽のうちに行うのがより効果的です。時期としては発芽して芽が7枚~8枚くらいになった頃に、茎の一番高い位置の芽をハサミや指で摘み取ります。せっかく育ってきた芽を摘み取るのは、もったいないような気がするかもしれませんが、摘心をすることで摘み取った芽の下から、脇芽がどんどん出てきます。脇芽が増えれば自然と花の数を増やすことができますので、思い切って摘心をおこなってみましょう。
摘心と似ている切り戻しと言う方法もありますので、簡単にご説明しておきます。
摘心は若い芽のうちに頂芽(茎の一番高い位置にある芽)を摘み取り、脇芽の成長を促進することが目的ですが、切り戻しは成長したことで、伸びすぎたり形が悪くなった茎を、2ヶ月~3ヶ月ごとに伸びている茎を切り分け、通気を良くする方法です。こちらも少し勇気がいるかもしれませんが、葉のすぐ上から切り過ぎではと思うくらいのボリュームで、花がついていても気にせず切り分けます。
まとめ
摘心とは若芽のうちに茎の一番高い位置の芽を摘み取ることで、脇芽の成長を促進させて、花の数を増やす方法です。
摘心も切り戻しもハサミや手で摘み取ってもかまいませんが、使用するハサミは清潔な物を使いましょう。万が一、病害虫がついていると、ニチニチソウに感染してしまうかもしれません。
ニチニチソウの花が次々と咲くのと同時に、枯れて落ちていく花もあります。見つけ次第取り除くようにしてください。そのままにしておくと病気の原因になってしまいます。
花の手入れを十分に行なえば、長く綺麗な花を楽しむことができます。