観葉植物の中でも人気が高いカポックをインテリアグリーンとして置いている方も多いかもしれません。剪定で切り落とした枝を利用してカポックを増やしてみたことはありますか。丈夫なカポックは比較的管理が簡単なため初心者でも挿し木で増やすことができるのです。
今回は挿し木に必要な土についてご紹介します。
カポックの挿し木にはどんな土を使う?
カポックを挿し木にする際は養分が少ない土を使います。養分が多いと根が出にくくなり枯れてしまうこともあるので腐葉土や肥料を加えた土は避けてください。
根がでるまでは水分を切らさないことが大切ですから、粒が小さくて保水性の高い土を使います。病原菌がいない土であることも大切です。では挿し木におすすめの土をご紹介します。
・赤玉土
関東ローム層の土で、火山灰が積み重なって出来た赤土を乾燥させて作った土です。肥料成分を
含まず水はけと水持ちが良いのが特徴です。
・鹿沼土
栃木県鹿沼市原産の軽石です。水はけと水持ちのバランスがよいと言われています。
・川砂
川の底や河川敷に積もった砂で、花崗岩などから粘土質が取れて細かくなったものです。肥料成分を含まず水はけがよいという特徴があります。
・ピートモス
主にコケ類を原料として作られた土です。本体の10~30倍くらいの水を吸収します。
・パーライト
火山灰や珪藻土、真珠岩、黒曜石などを原料とした土です。高温で加熱処理することで膨張して多
孔質になります。そのため軽くて通気性、土の保温、断熱効果にすぐれています。原料が真珠岩のパ
ーライトは保水性が高く、黒曜石のパーライトは排水性が高いという特徴があります。
・バーミキュライト
原料である蛭石を高温で加熱処理して小粒状に砕いているため、軽くて通気性、保水性が高い無菌
用土です。粒の間に隙間があるので根の呼吸も促進されます。
・挿し木用の土
「挿し木用の土」として販売されているものもあります。鹿沼土やピートモス、パーライトなどを配合して作られています。初心者向きです。
【まとめ】
カポックを挿し木で増やす時に使用する土は次のようなポイントがあります。
・病原菌のいない新しい土
・粒が小さく保水性が高い土
・養分を含まない土
おすすめの土は鹿沼土や川砂、赤玉土、ピートモス、パーライト、バーミキュライトなどです。これらを配合した「挿し木用の土」は初心者におすすめです。