観葉植物として人気の高いカポックを自分で増やしてみたいと思いませんか?増やす方法はいくつかありますが初心者でも挑戦し易いのが挿し木です。剪定の時などに切った枝を使って自分でカポックの株を増やすことが出来るのですが、きちんと根が出るまでどのような手入れをすればよいのか気になりますよね。
挿し木の水やりや手入れについてご紹介します。
カポックの挿し木にはどれくらい水やりをするのか
剪定などで切った枝を挿し木にすることでカポックの株を増やすことができます。カポックは乾燥を好むため鉢植えの株の場合は水の与えすぎに注意して育てます。
しかし、挿し木の場合は水を切らさないようにすることがポイントになります。発根まで約1か月の間は毎日土の状態を確認し、乾かさないようにこまめに水やりをしなければなりません。
また、水やりの際は高い位置から勢いよく水をかけるのではなくジョウロなどで優しく水やりをしましょう。挿し木の枝は根で支えられていなので倒れてしまうことがあります。また、せっかく植えた枝が浮いてしまうこともあるので気を付けてください。
挿し木に適した時期は5月~6月頃で遅くても9月までの生育期の間が良いと言われます。枝の切り口は植物にとって傷のようなものです。生育期ならば傷口の回復も早くなります。また、気温も原産地の台湾や中国南部に近い時期なのでダメージを受けても早く回復できるからです。
挿し木をしてから発根するまで通常1か月くらいかかります。発根促進剤を使うともっと早く発根するようです。毎日水やりだけを続けていると根が出たかどうか気になると思いますが挿し穂を抜いて確認するのは避けてください。根が張ってくると新芽も出てくるのでそれまでは枝や土に触らず水を切らさないことだけ注意して見守りましょう。
【まとめ】
カポックは丈夫なので比較的簡単に挿し木で株を増やすことができると言われています。5月~6月頃に剪定を行い、切った枝で挿し木をすると時期的にも丁度良いです。カポックは乾燥に強い観葉植物ですから鉢植えを育てる時は水の与え過ぎに注意します。しかし、挿し木の場合は根が出るまで土を乾燥させてはいけません。毎日確認して通常より頻繁に水やりをします。
挿し木をしてから根がでるまでは通常1か月くらいです。発根促進剤を使用するともっと早くなります。根が張ると新芽が出たり葉が増えたりするので、それまでは挿し木の鉢を明るい半日陰に置き、土を乾燥させないようにひたすら水やりだけを続けます。気になっても枝を触らないでくださいね。