花が咲いた状態で売られているアンスリウムですが、長く栽培していると実がなり種が出来てきます。
花が枯れると切り取って次の花に栄養がゆくように管理しますので、種ができてくるまで置いておくほど元気のいい株である証拠ですね。
珍しいアンスリウムの種ですが、うまく育てるとそこからまたアンスリウムが大きくなっていきます。
目次
アンスリウムを種から育てる方法
種が取れたら果肉はきれいに取り去ります。
果肉には発芽抑制物質が含まれているため、そのままでは発芽しません。
それともう一つ気を付けたいのは鮮度が命であること。
保存が効かないので種が取れたらすぐに土に蒔くか、湿り気のある水苔やキッチンペーパーなどに包みましょう。
アンスリウムの果実の大きさはどれくらい?
アンスリウムの花を見ればわかりますが、大きな果実にはなりません。大きくても1㎝か2㎝まで。5mmほどの大きさがほとんどです。
その実の果肉をきれいに落として、濡れたペーパーでくるみます。さらに水分が蒸発しないようにラップで包んでおきます。
アンスリウムの種の発芽までの日数は?
大体が1週間くらいです。
ラップに包んで暖かいところに置いておくと発芽します。
発芽率は50%~60%です。半分くらいの成功率ですね。
アンスリウムの発芽した種の扱い方
発芽した種は水苔などの上において成長を見ます。
直接土に植えるのはもっとしっかりしてからです。
種を取ったらすぐに発芽させるので、寒い季節に果実になると温度管理が必要です。
株と同じように10℃以上の温度で管理するのがいいでしょう。
アンスリウムを種から育てて失敗する時はどんな時?
失敗するときはどんな時でしょうか。
おそらく温度管理が出来ていなかった場合か、発芽の季節が適当でなかったという事ではないかと思われます。
アンスリウムが自生している地域は季節の変化はあまりありません。いわば年中発芽シーズンです。
日本のように四季がはっきりしていると冬に種ができると発芽しても育たないこともあるかと思われます。
【まとめ】
南国ムードたっぷりのアンスリウムを種から育てられたら楽しいでしょう。
種に保存性がないのが残念ですが、株分け以外に育つことがあれば栽培にも自信がつきますね。種が出来たらチャレンジしてみてください。