日本で自生しているオキザリスは30種類くらいあると言われています。繁殖力も旺盛で花の種類も多いオキザリスは、昔から雑草として煙たがられている、カタバミとしても知られていますが、雑草のカタバミと栽培用のオキザリスとは花の雰囲気や大きさも大分違いますので、見分けるのは難しくありません。雑草として煙たがられているカタバミは、ほぼ一年中咲いていますが、栽培用のオキザリスの花はどうなのでしょうか。
オキザリスの花の開花時期は？
オキザリスは多年草で種類も800種類以上と豊富ですので、開花時期はそれぞれの種類が、季節を問わず年間を通して花を咲かせることができます。日本にも沢山の種類のオキザリスが栽培されており、花の少ない冬の時期に庭やベランダに色を添えています。ただ、オキザリスは気温が高いとあまり花を咲かせない傾向がありますので、夏の時期に花を咲かせる種類はごく小数になります。オキザリスの主な開花時期は秋から春がになっています。ここで少しだけ秋、冬、春、夏に開花時期を迎えるオキザリスを紹介させて頂きます。
春の開花時期
アデノフィラ(花色は紫) ：4月から5月頃
スプリングチャーム(花色は薄いピンクや黄色)：1月から4月頃
夏の開花時期
トリアングラリス(花色は白や薄いピンク)：4月から10月頃
デッペイ(花色は赤) ：7月から11月頃
秋の開花時期
ヒルタ(濃いピンク) ：10月から12月頃
フラバ(花色は白や黄色)：10月から11月頃
ロバータ(花色は黄色) ：9月から11月頃
冬の開花時期
バーシカラー(花色は白と赤の2色) ：12月から3月頃
グラブラ(花色はピンク) ：11月から2月頃
オマー(花色はピンク、黄色、白、赤) ：11月から3月頃
こちらでは気温が低くなってくる秋から冬にかけて花を咲かせる種類が多目になっていますが、春咲きのオキザリスはもっと沢山の種類が栽培されています。
【まとめ】
・春咲き、夏咲き、秋咲き、冬咲きと年間を通して開花する
・気温が低めの秋と冬の開花が多い
・気温が高くなる夏に開花する花は少ない
多年草で年間を通して開花時期を迎えるオキザリスを、何種類か庭で栽培しておけば、年間を通して花の絶えない庭作りを楽しめそうですね。
