スズランの花が美しく咲き誇ったのち、その年の開花は終わりを告げます。ですが、球根は正しく保存をすることで、また翌年に開花するのを楽しむことができます。ですが、上手くできないとカビが生えたり、せっかくの球根がだめになってしまいます。
では、翌年に再び開花させるには、どういった保存をしてあげるのが良いのでしょうか?
スズランの球根の保存方法とは?
スズランを翌年に開花するためには、球根を太らせる必要があります。そのためには、開花後すぐに即効性肥料を施用します。
球根の掘り起こすタイミングは、梅雨時期から夏にかけてです。目安として、葉が枯れてきたころが良いでしょう。
保存するには、直射日光をさけて風通しの良い日陰で保存するのが良いです。また親球についていた子球を栽培することによって、立派な球根になっていきます。
球根の掘り上げ方としては、花の咲き終わりかけに茎ごと切ります。この時な必ず葉を残しましょう。
一枚でも多く残して切ることによって、球根は太りやすくなります。次に、液肥を与え続け、葉が半分ほど黄色くなっていったら、いよいよ堀り上げの準備です。
球根の保存方法としては、葉をつけたまま土を落とします。この時、必要であれば球根消毒薬剤で消毒しましょう。
消毒する場合は、液体の消毒液なら球根をネットに入れて浸し、粉末の消毒液の場合は、ビニール袋に入れて球根と一緒に振ると全体的につきやすいです。
消毒の後は、1週間ほど日陰で乾燥をさせます。一週間ほどで様子をみてしっかり乾いているようなら葉を切り、古い皮や根を取り除きましょう。
保管する入れ物は、紙袋や段ボールなどの風通しの良いもので、凍らない場所に置き、植え付け時期まで待ちます。
保存するのに一番大事なのは、しっかりと乾燥させることです。十分な乾燥がしないままビニール袋などに入れてしまうと、カビが生えたり腐敗してしまうので、注意する必要があります。
まとめ
スズランは見た目だけでも可憐な姿に癒されますが、香りもまた良く、落ち着いた気持ちにさせてくれます。ですが、その可憐は姿では想像できないほどの強力な毒を持っています。
病害虫の恐れはないといわれてはいますが、作業する場合は手袋をはめるなど、注意する必要があります。気温に注意すれば、育てやすいと言われているスズランは、よく増えていき、どんなお庭でも素敵に咲き誇っていきます。
スズランのある生活で、気持ちにゆとりをもって過ごしてみてはいかがでしょうか。