日本人なら「赤いスイートピー」という言葉を聞くと、一番最初に思い出すのは植物のイメージではなく松田聖子さんのヒット曲の一つです。この曲が発売した1982年当時には実は赤いスイートピーはなかったという話を、この曲の作詞した人がインタビューで言っています。
当時のスイートピーの花の色は赤色は存在しておらず、白やクリーム色やピンク色が代表的で売られていましたが、どうして赤いスイートピーが現在あるのか、こちらに関することを今回は書いていきます。
赤いスイートピーの品種
1982年の「赤いスイートピー」の曲の発売後には、専門家がスイートピーを品種改良して赤い花のものを作られたとされています。
現在で学者の間で言われているのは、1982年当時に赤っぽい花をつけるスイートピーは存在していると言っており、21世紀初頭に品種改良されて誕生したものは真っ赤な花のスイートピーであるらしい。
日本でも日々研究されている赤いスイートピーの品種には、濃い赤の「ムジカクリムゾン」などがあります。
「ムジカ」はラテン語で音楽という意味で、「クリムゾン」は真紅という意味を持っています。ムジカクリムゾンは、昔は淡い赤っぽい色しかない時代から研究を重ね誕生したもので、諸説ありますが三重県のスイートピーを扱う農家が品種改良して誕生させたと言われています。
まとめ
松田聖子さんの曲から、赤いスイートピーを品種改良するきっかけになったともいわれていますが、事実はわかりません。
しかし現在ではフラワーショップに行けば、スイートピーと言えば「赤」と言っても過言ではないくらい一番売られています。最も「スイートピー」をこのように有名にしたのがこの曲であると言われていますので、日本では曲が出るまでスイートピーはほとんど知られていない花でした。曲のタイトルが与えた影響が凄まじいということが今回わかりました。
赤いスイートピーの花言葉には「門出」という意味が込められており、よく入学式や卒業式に用いられる花となっていますので、花を贈る機会があるならば、この意味に当てはまる際には送ってみてはいかがでしょうか。