オシロイバナは、小さくて可愛い花を咲かせます。
思わず食べてしまいたくなるけれど、食べられるのでしょうか。
【オシロイバナの花には毒がある?】
オシロイバナは、全草毒があります。
全草ということは、花にも毒があるのですね。
特に根や種に多く含まれています。
根や種ほど毒の成分はありません。
もしかすると、小さい時に花の蜜を吸ったことがある人もいるかもしれません。
オシロイバナは、夜行性の花で夕方に花を咲かせ、明け方にはしぼんでしまいます。
夜になると、強い香りを放ち、虫をおびき寄せます。
そして自家受粉もできます。
原産地には、コウモリや花粉を運ぶ虫が多くいたのかもしれませんが、日本には少ないので、自家受粉するようになったとも言われています。
開花時期には次々と花を咲かせるので、長期間花を楽しむことができます。
花の色は、赤・黄・白・ピンク・絞り模様など様々で、1本の草から違った色の花を咲かせることもあります。
そして実は、オシロイバナには花びらがありません。
花びらに見える部分は、ガクなのです。
【オシロイバナの花は食べることができる?】
毒があるので、食べない方がいいでしょう。
花の蜜を吸えるのは、虫だけです。
スズメガと言う蛾が、夜に花の蜜を吸いに来ます。
名前の通り、スズメのように活発に動き回り、他の蛾と比べるとちょこちょこと忙しく飛び回ります。
でも、体は他の蛾に比べると大きいです。
害虫として扱われることも多いですが、毒は持っていません。
ただ、幼虫はかなりの食いしん坊で、葉っぱをよく食べます。だから体が大きいのですね。
ガーデニングをやっている人からすると、葉を食い荒らされるので、厄介者です。
成虫になると、花の蜜や樹液を吸うようになります。
長いストローのような口をしているので、上手に吸うことができます。
【まとめ】
オシロイバナの花には、毒があります。
根や種ほど毒の成分はありませんが、食べないほうがいいでしょう。
花の蜜を吸ってもいいのは、虫だけです。
主にスズメガという虫が夜に吸いに来ます。
キレイな花にはトゲがある、というので気をつけましょう。