クリスマスの時期になると心弾む街中のイルミネーション、そこに華やかさをもたらすお花・ポインセチア。代表的なポインセチアの色といえば『赤色』を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?他のお花にはなかなかない情熱的な赤色をしているポインセチア、なぜ赤いのでしょうか?

今回はポインセチア色が赤い理由を調べていきますよ!

ポインセチアが赤い理由は?

ポインセチア 赤 理由

クリスマスカラーの赤と緑で、クリスマスのためにあると言っても過言ではないポインセチア、多くの場合あの赤い部分を花びらだと思っているようですが、本当は違うってご存知でしたか?

じつはあの赤い部分は『苞(ほう)』という部分で、花自体は中心部分にある黄色いつぶつぶとしたものなんだそうです。ではなぜ花びらがあれだけ小さいのに『苞』が花びらと勘違いされるほど赤々としているのでしょうか?

それは『受粉をしてもらうために虫などに気付いてもらうため・呼び寄せるため』だと言われています。試しに実験をして赤い苞を取りのぞき本来の花とされる部分だけで受粉されるかどうかを試したところ蝶などの虫は集まらなかったというデータもありますので、ポインセチアは自分たちの受粉を促しすためにあれだけ大きい苞をつけ、色を真っ赤にしているのですね。

やはり見た目の華やかさというのが重要になってくるということです。

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またポインセチアは上手に育てれば翌年にも赤い苞をつけます、花芽をつけさせるということ。

日光を遮って暗いところに12時間ほど置いておく日を2ヶ月位作ると花芽ができキレイに赤い苞をつけるようになります、しかし寒さと湿気に弱いポインセチア、日本の冬と梅雨時期には室内で管理するなどの手間が必要になってきます。

手をかければ答えてくれてまた翌年にはキレイで情熱的な赤色で楽しませてくれることでしょう。

まとめ

今回はクリスマスの代表的な花・ポインセチアの色が赤い理由について調べてきました。

花びらだと思っていた真っ赤な部分は実は苞と呼ばれるもので、中央部分の小さな花では受粉することができないため大きくて赤い苞が虫を集めるためにあるということを知ることができました。

きっと今年もクリスマスの時期には多くのポインセチアを見かけクリスマスを華やかに彩ってくれることでしょう。