カラフルで種類が豊富なアネモネのお花は、春に咲く多年草です。紫やローズ一色の花や赤と白のように2種類の組み合わせの種類もあり、咲き方は一重や八重咲の物があります。世界中に100種類以上も品種があるアネモネですが、今回は「フルゲンス」をピックアップして育て方などをご紹介します。

アネモネ フルゲンス 育て方

【アネモネ・フルゲンスを咲かせよう!失敗しない育て方のポイントは?】

アネモネ・フルゲンスはアネモネの中でも原種らしく小型で清楚な品種です。花の色はラベンダーやピンクなどのパステルカラーで、他の品種よりも淡い色合いのカラーが上品さを引き立てます。

 

育て方はまず11月に入って気温が十分下がったら、土の中に球根を植えます。お花自体が小柄なアネモネ・フルゲンスは球根もとても小さくて、大きさが1cm程しかありません。球根を植えると言うよりも、種を蒔いている感覚に近いです。

 

1ヶ月~1か月半程度で発芽します。球根と同じく芽もとても小さいので、よく観察をしないと発芽している事に気づかないかもしれません。発芽後は冬の間にゆっくりペースで成長し、春になると蕾を付けて咲き始めます。

 

ポイントは涼しくなってから球根を植える事と、発芽後に土が乾いてから水やりをする事です。気温が高い時に球根を植えると暑さに弱いアネモネは、球根が腐る可能性があります。そして球根はゆっくり水を吸収するので、水やりのし過ぎも良くありません。花が咲くまでの間はこの二つを守れば、手間がかからず簡単に育てられます。

 

アネモネ・フルゲンスは花が咲き始めると少しずつ次々に咲くので、比較的長く楽しむことが出来ます。秋まで長い期間花が楽しめて、全部咲き終ってからも植えっ放しにしておいてもまた翌年の春に可愛いお花を咲かせます。

スポンサードリンク

【アネモネ・フルゲンスを来年も咲かせるために球根掘り上げをする】

多年草のアネモネ・フルゲンスは、花が終わってからそのまま植えたままでいても翌年に自然に芽を出汁花が咲きます。しかし気候や気象の状況によっては、咲かないこともあります。確実に翌年もきれいな花を咲かせたい場合は、葉の色が茶色くなったら球根を掘り上げてまた寒くなったら植え込みましょう。

堀り上げのポイントは、晴れて土が乾燥している日を選んで行います。堀上のタイミングは半分以上の葉の色が茶色く変わった時です。まだ枯れていない早いうちに球根を掘り上げると球根に十分な栄養が蓄えられていないので、栄養不足の球根になります。また葉が全部枯れてから掘り上げると、球根も枯れているかもしれません。

 

球根を掘り上げたら茎は付け根より少し上で切りますが、この時にアネモネから出てくる汁を素手で触らないで下さい。アネモネの汁は刺激が強く、触ると皮膚炎を起こします。

掘り上げた球根はネットに入れて陰干ししてから、冷暗所で保管します。

【まとめ】

アネモネ・フルゲンスは球根を植え付けてから咲くまでの間、数日おきに水やりするだけなので栽培は簡単です。水のやり過ぎに注意して、花が咲くのを待ちましょう。そして翌年も可愛いお花を咲かせてもらうために、葉が枯れて来たら一度球根を掘り上げておきます。