色彩豊かに咲き誇るアネモネ。一見難しそうに見えて、実は、育てやすい球根植物です。品種によっては栽培に適した場所がありますが、地植え、鉢植え、プランターなどで、広く楽しむ事が出来ます。ここでは、プランターで栽培する方法についてご紹介します。
【プランターでアネモネを栽培する方法とは?植え方のコツは?】
アネモネは秋(10月~11月)に球根を植え、春(2月~5月)に開花します。多年草の植物で、上手に育てられれば翌年も咲いてくれます。
栽培のポイントは、まず用意する土は弱アルカリ性を好みますので、赤玉土:5、腐葉土:3、ピートモス2、この割合で緩効性肥料と混ぜて1~2週間ほどなじませます。
球根の向きについて、平の方が上になります。プランターへ植えつける際、尖っているほうを下にして、10cm間隔で、1~2cmの深さに植え付けます。
水やりは、あげすぎないように注意が必要です。しかし、乾燥しすぎても良くないので、表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。休眠中は多湿を避け雨の当たらない場所で管理し、水は一切与えません。花が枯れるまでの間、液体肥料を月に1回程度、施します。
アネモネは、気温が5℃以下に一度さらされないと、蕾を付けない性質があります。プランターで育てる場合は、関東より西側では防寒対策の必要はありませんが、北の地方だと、霜よけを行い株が傷まないようにしましょう。
花が完全に終わる少し前に掘り上げをします。そうする事によってまた次の年に咲きやすくなるのです。目安は6月頃で、花が3分1ほど残った状態で球根から2,3cm先を切り落とします。新聞紙のようなもので根の水分を飛ばします。それから通気性の良いネットに入れて、風通しの良い場所で1ヶ月ほど陰干し管理していきます。
植え付け直後に水やりをすると、球根は吸収しやすくなっているため、根腐れをおこしてしまいます。植え付けてすぐの水やりは控え、完全に土が乾いた状態で水を与えましょう。
また、仮植えの方法で、軽く湿らせたバーミキュライトの上にカラカラに乾いた球根を置いてゆっくり吸収させるやり方もあります。
【まとめ】
プランターでアネモネの栽培する際のポイントや注意点など、球根の植え方について見てきました。栽培管理をしっかり行うことで、翌年もきれいに咲かせられるかが、決まります。毎年上手に咲かせてお庭は明るくさせましょう。