群馬県の中央に位置する赤城山は、榛名山や妙義山と並ぶ上毛三山のひとつです。日本百名山や日本百景のひとつにも選ばれています。標高1,828mの主峰である黒檜山と、駒ケ岳や地蔵岳などからなる山々の総称であり、それぞれの山に魅力的なものがあります。登山客も多く、主峰の黒檜山の頂上を目指すハードなコースから、初心者やファミリー向けのレジャーなどを楽しみながら登ることのできるコースもあります。
そんな赤城山はツツジの楽園といわれていて、登山の道中でもたくさんのツツジをみることができます。そこで今回は赤城山のツツジの見頃や開花情報について紹介します。
赤城山のツツジの見頃は?ツツジと共に様々なイベントも!
赤城山では5月中旬から7月にかけて様々な種類のツツジをみることができます。ツツジの見頃に合わせて、6月頃から赤城山各所で「新緑&つつじWEEK」と題した楽しいイベントや企画が催されます。周辺の観光案内所や店舗ではスタンプラリーを行うなど、赤城山のツツジを楽しみながら観光することができます。
赤城山では10種類ほどのツツジがみられます。群馬県の県花となっているレンゲツツジは、赤城山の白樺牧場に10万株も群生しており見応えが抜群です。そのレンゲツツジが見頃を迎える時期には、普段は入ることのできない白樺牧場内のレンゲツツジをみることができる特別なツアーを実施しています。また、つつじが峰にはヤマツツジが群生していて、こちらも見応えがあります。赤城山で最も早く咲き始める高木のアカヤシオや、同じく高木で白色の美しい花が特徴のシロヤシオも見事です。黄色い花を咲かせる少数しか自生していない珍しいキレンゲツツジや、高山植物で7月頃に小さな白い花を咲かせるコメツツジなど、種類によって花の形や色だけでなく見頃も違うので、何度も足を運ぶことでまた違ったツツジをみることができるでしょう。
赤城山のツツジの開花情報はどこでわかる?
遠方からせっかく来てみてもツツジが全然咲いていなかった、見たいツツジがすでに開花を終えていたとなっては少々がっかりしてしまうでしょう。そういったことがないように、タイムリーなツツジの開花状況を知ることができると便利です。
前橋市の公式フェイスブックページや、前橋観光コンベンション協会が運営するインターネットサイトの「前橋まるごとガイド」内にある「前橋日記」で、ツツジの写真付きで開花情報を掲載しています。事前にチェックしておくことで満開のツツジを見ることができるでしょう。
【まとめ】
赤城山には10種類ほどの色や形や開花時期も違うツツジがたくさん咲いています。6月にはツツジの開花に合わせてイベントなども行われ、美味しい食べ物や楽しい企画と共にツツジを堪能することができます。インターネットで開花情報を調べつつ赤城山へのお出かけプランを立てて美しいツツジを見に行くのもいいでしょう。