植物についている、白い綿みたいなもの。園芸をしている人ならみたことがある方もいると思います。落としてもまたついていたり茎にたくさんいたりもします。実は植物に害を及ぼす害虫です。いたるところに発生しており、公園などにもいます。

触るとベタベタしていてなかなか落ちてくれません。この白い虫はなんなのでしょうか?調査してみました!

紫陽花についている白い虫の正体は?

アジサイ 白い 虫

アジサイや柑橘類のなどにもついている白い虫の正体は「アオバハゴロモ」という一見蛾のように見えるカメムシの仲間です。一センチくらいの大きさで、薄いエメラルドグリーンの羽を持っています。白くて他の害虫より綺麗な見た目ですが、茎などに針を刺し樹液を吸う吸汁性の害虫で、1匹ならあまり害はありませんが、大量発生すると樹勢が衰えたり実が落ちたりします。また、排泄物が原因ですす病を誘発します。アジサイやバラ、椿、藤といった花の他に梅やみかんの木など背の低い樹木にも発生します。

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白い虫がつかないようにする方法とは

アオバハゴロモがついていたらティッシュなどでとるか地面に新聞などを用意して叩き落とすなどをして駆除をしましょう。また、大量発生した時は薬剤で一気に駆除してしまいましょう。幼虫の段階で散布すると効果が高まります。予防としては、同じ場所に発生することが多いので事前に薬剤をまいておいたり、余分な枝や葉などは切り落として風通しを良くしましょう。風通しが良くなると他の害虫からの被害を防ぐことにも繋がります。

まとめ

アオバハゴロモは学名が「芸者」となっているほど美しい羽を持っています。それなのに植物の成長を妨げる害虫だなんて驚きですね。アオバハゴロモは素早いので捕まえる時は枝や茎を揺らさないように気をつけましょう。払い落としたままにしておくとまた新芽などに戻ってきてしまうので必ず新聞などでくるんで駆除しましょう!暖かい時期は葉の混み合っている部分に発生しやすいのでよく観察して、植物を守りましょう。