アメリカンブルーの花は、1日しか持ちません。一日花です。ヒルガオの仲間なので、朝に開花して、日中いっぱい咲き続け、夕方にはしぼんでしまいます。

 

 そのためここでは「アメリカンブルーの花が毎日咲き続けるようにする」育て方について説明することにします。

花 アメリカンブルー 育て方 

アメリカンブルーの花を枯らさない育て方

 アメリカンブルーは日光と水はけの良い土を好む、夏が大好きな多年草です。花が開くのは毎年5月から10月。冬は摂氏5度くらいまでは耐えますが、霜に当たると枯れてしまいます。冬期は室内の日当たりのよいところに取り込んで管理して下さい。

 冬越しを無視して、一年草扱いにして毎年春に植え直す人も多いです。

 

 アメリカンブルーの開花期間はとても長いため、月に23回液体肥料を与えて、花を咲かせるための養分を補給してやって下さい。またアメリカンブルーの花はすぐ枯れるので、咲き終わった花がらを、こまめに摘み取るようにすることも忘れないようにするべきです。

 

 アメリカンブルーには、枝が地を這うように広がっていく性質があります。この性質を利用して、花壇の縁取りやグランドカバーに利用されることもあるほどです。

 

 ただし、アメリカンブルーの花は枝の先の方だけに咲くので、伸ばし放題にしておくと、わずかな花が枝の先端でまばらに咲いている状態になってしまいます。

 そのためアメリカンブルーの花を咲かせ続けるためには、摘心や切り戻しといった作業が不可欠です。

 花がほとんど咲かない場合や、枝がある程度まで伸びてきたら、枝を思い切ってカットする必要があります。するとカットした部分のすぐ下から脇芽が出て成長するので、株全体の枝数が増加して、その先につく花の数も増加します。

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 したがって、新しく伸びてきた枝の先を摘み取って脇芽を増やす摘心作業は、気づいたときにこまめに行うべきでしょう。

 

 余分な枝をカットして株をコンパクトにする切り戻しも、不必要な枝が伸びて株の形が大きく崩れたときには、思い切って実行する必要があります。

 

 切り戻しをすることで、不要な枝がなくなって株がバランス良くなるだけでなく、花を咲かせるため必要な養分を確保し、株全体の風通しをよくすることが可能になります。

【まとめ】

 アメリカンブルーは初夏から秋にかけて花を咲かせる、夏が大好きな植物です。定期的に液体肥料をやったり、咲き終わった花がらを取り去るようにするなど、花を楽しむためにはこまめな管理が必要です。

 

しかしそれだけでは花を咲かせ続けることはできません。アメリカンブルーの花が咲き続けるためには、摘心や切り戻しを適宜行って、脇芽をふやすようにすることも大切です。