十分栄養を蓄えたクロッカスの球根はこれと言って育て方に難しいことはありません。

ただ球根の性質を知っている事が大切です。ここでは育て方や球根の性質そして様々な楽しみ方別の植え方を紹介します。

クロッカス 育て方 球根

クロッカスの育て方と球根の性質

休眠中のクロッカスの球根を保管している又は購入した場合、まずそのクロッカスの品種の植え付け時期を確認しましょう。

春咲きのクロッカスの場合9月~12月の間が植え付け時期ですが休眠中の球根に水をやると球根が腐ってしまう事があります。

生育適温は5℃~15℃なので参考にして下さい。クロッカスの生育に適した環境は水はけの良い半日以上は日のあたる場所です。

地植えにするにも、鉢植えにするにもそこは確認すべき大切な点です。

場所が決まったら次は適期に球根を植え付け、花が咲くまで十分水をやります。

ちなみ地植えなら土が乾いたらたっぷりと鉢植えの場合は結構乾きやすいので気をつけましょう。

ただし水のやり過ぎは球根が腐ってしまう事があります。乾き過ぎない様、また水をやり過ぎない様、水加減がポイントと言えます。ちなみに開花中の水やりは花びらが傷みやすいので水がかからない様に根元にあげて下さい。次に球根の性質について是非知っておきたい事なのですが、球根は冬の寒さにあう必要があります。そうしないと花芽を付けないのです。鉢植えにして室内で楽しみたい人は12月末位までは外に置きそれから室内に取り込むようにします。寒さには強い植物ですが凍ってしまう心配のある場合は軒下などに置きます。

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クロッカスの球根の植え方のポイント

クロッカスの植え付けは先ほど述べました様に水はけの良い日当たりの良い場所です。植え付け方法のポイントとして鉢植えと地植えの場合でご説明します。

水はけの良い状態ということで鉢植えの場合はまず鉢底石を入れ土は赤玉土7腐葉土3の割合もしくは市販の「球根の土」にします。地植えの場合は20cm~30cm程耕し腐葉土を混ぜるなどして水はけを良くします。どちらにも元肥として緩効性肥料を適量混ぜます。植え付け方はクロッカスをどのように楽しみたいかで変わって来ます。

まず鉢植えでは深さ3cm位、間隔は3~5cm位です。地植えでは深さ5~10cm位、間隔は5~7cm位が目安ですが地植えの場合深植えにする事で親球根の上に良い子球根が育ち、また霜の影響も受けにくくなります。

もし新しい球根が育ちむき出しになってしまったら土を足しておくと良いでしょう。

でも一回限りの観賞用として割り切って楽しむのであれば間隔を空けず浅く植えるのでも構いません。

【まとめ】

このようにクロッカスの育て方には簡単なポイントがあるだけですが植え方は多様性があり、また水栽培で育てる事も出来ますので球根の性質を知って冬場の花のない時期にアイデアしだいで心温まる空間を演出できるかもしれません。1月~2月にすでに芽が出た球根の苗が店頭に出回りますので先ずはそこから始めるのもいいですね。