ラベンダーを育て始めると毎年夏の前に花を咲かせ、素敵な香りや収穫が楽しみになりますよね。そこで来年もより一層素敵に咲かせられるようにするにはどんなお手入れをしてあげたら良いのでしょうか。その方法の一つに「切り戻し」というものがあります。切り戻しとは剪定(枝や茎を切って、見た目の美しさや、必要部分に栄養をいきわたらせたり、害虫の予防など様々な効果がある)の1つで「切り戻し剪定」とも言い、新芽を増やし全体を若返らせる方法です。
またラベンダーの場合は特に高温多湿が苦手な植物なので、それを防ぐ為にも株をすっきりさせ風通しよくする為に行うことが大きな目的でもあります。
ラベンダーを育てる時の切り戻し方法
切り戻しには花の部分と枝の部分を行う2種類あります。
まず花の部分については新芽を傷つけないようにその上で花を茎ごと切ります。
その次に枝の部分に移ります。やり方としては害虫などの被害を防ぐ為に葉っぱについている汚れを落としてから行います。そして地面に近い枝から切っていき数を減らします。ただし新芽は残しておくので古いところを切り、通気性をよくしていきます。また間引くことで新芽にも十分な栄養が行きわたります。
ラベンダーの切り戻しを行う時期について
切り戻しの時期を間違えると次の年花が咲かなくなるなど全体的にラベンダーがダメージを受けてしまう可能性があります。ではいつ行ったら良いのか。
まずは花が7割ほど咲いたタイミング、だいたい5月から7月上旬にかけての夏の前に行います。なので満開に咲く前に収穫もされた方が良いでしょう。先にお伝えしたように高温多湿が苦手なラベンダーなので、日本の夏を風通し良く乗り切る為に行います。
【まとめ】
ラベンダーの切り戻しは全体の形を整え、来年また元気に咲く姿を見る為の大切な作業です。特に梅雨の時期に行うので少し手間に感じることもあるかもしれませんが、手間暇かけて大切に育てることが植物を育てる醍醐味ではないでしょうか。ぜひ毎年毎年可愛いラベンダーたちに出会えますよう剪定してみてくださいね。