最近、グズマニアの様々な品種が国内に流通しています。グズマニアの育て方は、比較的簡単といわれていますが、一般的な植物と違ってグズマニアは、葉っぱの付け根の筒状に溜まった水を吸収して成長していきます。そこで、グズマニアの水やりの頻度と、上手な育て方のコツについてご紹介します。

グズマニア 水やり 頻度

【グズマニアの水やりの頻度と上手な育て方のコツは?】

グズマニアの特徴は、株元の葉の付け根の筒になっているところに水を与えて、そこから水を吸い上げて生育していきます。つまり、筒状の部分に水やりを行って育てていきます。水やりの頻度は、生育期の5月から10月にかけては、常に筒状の部分に水を溜めておくように水やりを行うように心がけましょう。

ただ、古い水がいつまでも溜まっている状態では、株元が腐ってしまう可能性があります。水やりは、筒状のところに溜まっている水が、しっかり入れ替わるぐらいに、株の上部から水をたっぷり与えるようにします。また、育て方のコツの一つとして、生育期が終わりを迎える秋頃になったら、鉢植えを逆さまにして、溜まっている水を一度しっかり出してしまいます。

というのも、グズマニアは、冬の季節になると水の吸収力が落ちるので、吸収できない水が溜まると古い水となって腐ります。目安としては、筒状の底に少し水が溜まっている程度にとどめるようにしておいてください。本来、グズマニアは一年を通して、空気中に水分が多く含まれる多湿の環境を好みます。

 

その為、グズマニアの育て方のコツは、グズマニアを管理している環境の湿度を高く保つような工夫も必要です。目安の湿度は、約60%以上の湿度をキープできる環境を作るのが、グズマニアの育て方には適しています。あまり空気が乾燥しているなら、時々様子をみて直に葉っぱに霧吹きで水やりを行い湿度を上げます。

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もしくは、冬だけではなく、霧吹きは年間通して行っておくと、より高い湿度を保つことができます。グズマニアの越冬は、寒い時期に水やりの頻度を多くしてしまうと枯れる原因になるので注意しながら、用土を乾燥気味の環境にして冬越しさせるようにしましょう。

冬場も、筒状のところに水が溜まるようなら一度捨てて、用土だけに水を与えるのも寒い季節の育て方のコツです。

まとめ

グズマニアは、比較的病虫害に強い性質を持ってはいますが、カイガラムシには注意しながら育てていきましょう。

では、グズマニアの水やりについておさらいしておきます。

□グズマニアの水やりの頻度と上手な育て方のコツ

・生育期の5月から10月にかけては、常に筒状の部分に水を溜めておくように水やりを行う

・溜まっている水がしっかり入れ替わるぐらいに、株の上から水をたっぷり与える

・冬は、筒状の底に少し水が溜まっている程度にとどめる

・湿度は約60%以上の湿度をキープできる環境が適している

・冬は霧吹きで湿度を上げる。(霧吹きは年間通して行ってもいい)

・越冬は、用土を乾燥気味の環境にして冬越しさせる

グズマニアは、筒状の部分に水やりを行う変わった方法ですが、正し水やりを行って元気に育てていきましょう。