カモミールをもっとたくさん栽培したい!自分で増やしていきたい!そう考えたとき、ふつうは種を収穫してその数を増やしていく方法をとりますが、カモミールの場合はそう簡単にはいきません。今回はカモミールの栽培方法についてお話しします。

カモミールを挿し木で増やす方法

カモミール 挿し木 株分け 方法

ダブルフラワーカモミール、そしてノンフラワーカモミールという種類はそもそも種ができません。そのままでは数を増やすことができませんので、挿し木や株分けという方法を用いて増やすことになります。

挿し木とは、成長している花の茎を切って、その切った茎を植えて栽培することです。比較的若くて元気な茎を選ぶのがポイントです。15~20センチくらいの長さに切ったら水の入ったコップに茎をいれて、根が出てくるのを待ちます。根っこが伸びたら鉢植えなどに植え替えましょう。

挿し木はカモミールは3月~4月上旬、そして10月頃に行うのが適しています。挿し木のメリットは茎がそのまま成長するので、種をまいた場合よりも早く開花することです。また、種のない植物も増やすことができます。

カモミールを株分けで増やす方法

挿し木のほかに、株分けという方法もあります。株分けは密生している株を、植物の根っこごと切り離して新しく植え直すことです。茎から上を切り取る挿し木と異なり、株分けは茎に根っこがついてきます。根っこがあるぶん植えても根が張りやすく、成長する可能性が挿し木よりも高いというメリットがあるのです。

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挿し木と違い根がすでにありますので、そのまま鉢植えなどの土に植えることが可能です。根っこがあるといえど別の土になじむまで時間がかかりますので、土が乾かないように水やりをしておきましょう。

まとめ

種をもつジャーマンカモミールなどは種まきから育てることも可能です。種がこぼれて思わぬところから発芽するのも楽しみの一つでしょう。しかしこぼれた種が成長することで密生してしまうこともありますので、適度な間引きが必要です。

挿し木と株分け、どちらも必ずうまくいくとはいえませんが、自分のやりやすい方法で栽培にチャレンジするのはいかがでしょうか。