押し花やプリザーブドフラワーなど、花を保存する方法は現在多岐に渡っています。では、カモミールの花を保存するにはどの方法が適切なのでしょうか。巷では冷凍保存が推奨されていますがそれは真実なのか、検証してみます。
カモミールの花はどうやって保存できる?
カモミールは収穫してハーブとして楽しまれることが多いです。薬用の効果も期待できますが、一般的な用途はハーブティーとして楽しむことでしょう。
ハーブティーとして使用する場合、収穫後に乾燥させる必要があります。白い花弁が反り返り黄色い花の下の部分まで落ちたら収穫時です。あるいは花びらが全部落ちたときでもかまいません。中央部分の黄色い部分のみをつみ取っていきます。ここがカモミールのハーブとして使用する部分です。収穫したら水洗いをして汚れをおとし、風通しのよい場所で乾燥させます。直射日光のあたるところではなく、日陰がよいでしょう。乾燥させる時期はおよそ一週間ほどです。
これでカモミールのハーブが完成です。保存する場合は密閉できる容器にれておきます。容器に乾燥剤を入れて湿気が入らないようにし、蓋をしておきましょう。
カモミールに冷凍保存が勧められる理由
一般的には乾燥剤と一緒に密閉して保存されるカモミールですが、冷凍保存も可能です。保存の方法は乾燥の場合と同様、花の部分だけをつみ取り水洗い。洗ったカモミールを密閉できる袋に入れ、真空状態にして冷凍庫に保存します。これで完了です。乾燥させるよりも手間が省けますし、時間がかからないのも魅力です。
しかし、カモミールの冷凍保存がおすすめされる理由はそこだけではありません。冷凍したカモミールを使ってハーブティーを飲んでみると、乾燥させたものよりも香りや味が新鮮で広がるというのです。香りが一番広がるのはつみたての新鮮なカモミールですが、長期保存という観点から感あげればあまり品質が落ちない冷凍保存は香りを楽しむために重宝するというわけですね。
まとめ
冷凍保存の魅力は、乾燥させた場合よりもフレッシュであることです。乾燥はとうぜん水分をすべてとばしてしまうので、どうしても新鮮さという部分は失われてしまいます。しかし冷凍保存は植物の水分をすべて抜くわけではありませんので、新鮮さをある程度保つことができる、ということですね。カモミールのみならず応用がききそうです。