花が美しくなっていく季節は3月の桜をはじめ、徐々に美しなっていきます。真冬の厳しい寒さをすぎると新緑の美しさがより一層輝きをまし、季節が落ち着いてきたころにアジサイの華やかな色が道端でも目を奪われてくるころでしょう。
アジサイを本格的に見頃になる前に、また、アジサイが病気になってしまう前に、アジサイがかかってしまう病気を覚えておくと良いかもしれません。
アジサイの葉の病気について
アジサイがかかりやすい病気はいくつかあります。まずは黒点病と呼ばれるものです。別名黒星病ともよばれ、その名の通り黒色の斑点が葉について落ちてしまうものです。
次にうどんこ病と呼ばれるもので、これは葉の他に枝や生長点付近に発生しやすいです。症状としては白いカビが生じてきて、そのままにしとくと葉の裏にまで広がっていくものです。
他には炭そ病というのがあります。この特徴は葉に穴が開いたり、斑点がでる病気です。病状が進むと小粒のような黒い点が出来てきます。
他にもモザイク病と呼ばれるものや褐斑病、輸斑病と呼ばれる菌糸状のものができるときがあります。いずれにしても薬剤を散布するなど、正しい処置をしてあげましょう。
病気にならないように育てるには
アジサイに限らず、植物がかかる病原菌と呼ばれるものが約300種類、菌糸状のものなどは、4000種類以上はあるといわれています。植物はすべての病気にかかるわけではありませんが、害虫や特定の菌にかかってしまいます。
自然で育てているとどうしても虫がついてしまったり、病気になりがちになってしまいます。そんなときは木酢液というもので土の消毒を兼ねた病気の予防をしてあげましょう。
水の代わりに木酢液を約1000~2000倍に薄め、2週間おきごとに土壌に散布してあげるのもお勧めです。ほかにもすりおろしにんにくを入れるなど自然に近いものをいれた木酢液でしたら環境にも優しいので、水やりをしていても安心ですね。
まとめ
花といえども生き物です。ただ水やりするだけではなく、定期的に葉や茎の状態を調べて、よく観察してあげることが大事です。
また病気になってしまった葉や枝などをそのままにしておくと、落ちて土の中で越冬してしまう危険があります。翌年に土から健康な樹木が病気にかかってしまう恐れがあるので、すぐに焼却することが望ましいでしょう。