チューリップは温度変化に敏感な植物です。暖かいと花びらが開いて、涼しくなると花が閉じていきます。この開閉動作がチューリップの特徴であり、これが見られるのが温度変化する環境で育てている場合である。今回は沖縄で育てるときについて書いていきますが、沖縄をピックアップして書く理由は、暑い地域で育てる場合には植える時期や花が開花したり咲き終わる時期が本州と異なるかもしれない、ということが考えられます。では沖縄ではどのように育てているのかを書いていきましょう。
沖縄でのチューリップの育て方
まず植える時期ですが、関東では10～11月頃が最適と言われていますが、沖縄では12～1月と言われています。時期は気温に依存して考慮しますが、昨今の温暖化の影響で少し時期がずらして考えなければいけないかもしれません。さらに暑いところでは根張りが悪くなり、病気になりやすいので、できるだけ気温の低い時期に植えることをおすすめします。沖縄では低温処理してから植えた方が開花しやすいと言われています。
本州との育て方の違いはほとんどありません。ただ水やりに関しては沖縄では温度が高いので、高い分だけ蒸発する時間も早いので水不足は気を付けて育てる必要があります。あとは開花する時期は本州と比べると早いでしょう。気温が高くなるので、高くなると芽が出るのも早いので花も早く咲くと言われています。
育てるときに気を付けるのが台風です。せっかく芽が出てきても台風で土壌が荒れてしまったり気温が急激に変化したりして、チューリップが咲いても開きっぱなしになったりまたは強風で花びらが散ってしまう可能性もあります。そのため台風対策をしたほうが望ましいでしょう。
【まとめ】
結論から言えば、本州での育て方で問題はありません。ただ、気温が本州よりも高くなるので、その分時期を早くする必要があります。種まきをする時期や、花が終わるのも、本州と比べれば早いので、時期だけは気を付けましょう。沖縄でチューリップを育てようと検討している方は、毎年該当するとは限りませんが本州よりも1～1.5カ月前に行動すれば、チューリップを開花させられるでしょう。沖縄でも咲かせることはできますので、手順を間違えないでください。
