色とりどりに花壇でチューリップを栽培していると起きることがありますが、咲いた時の花の色が時間経過すると、色が変わることです。栽培していると、植えた覚えのない色の花が咲くことがあり、驚く方もいらっしゃるかもしれません。さらに、花壇で栽培していると、色とりどりの花をさかせていたのに、翌年には一色しか咲かなくなることもあります。このような理由について、色が変わるということは何が起きているのでしょうか。この件について書いていきます。
チューリップの色が変わるのはなぜ?
咲き始めのころに白またはクリーム色だったものが、時間が経つとピンク色になるように、色が変わることがあります。理由は断言できませんが、球根に刻まれている遺伝子が関係しているのではないかと言われています。そもそも球根には複数の色の遺伝子が刻まれているとされており、そのなかの遺伝子でも優劣が存在しています。劣性遺伝子も発現することがありますが、その後優性遺伝子が発現すれば劣性の特徴が淘汰されて、優性遺伝子の特徴を受け継ぐことになります。今回のような球根の白の発現は、まず劣性遺伝子が発現し、その後にピンク色の花になるという優性遺伝子が発現したからという見方ができます。
よく見る花には、縦線のように色の違う模様が入ってしまうこともあります。赤の品種には花に黄色の模様が出てきたり、ピンクには白い模様が入ってしまう可能性があります。こちらも時間経過すると、一色の花になります。ここで注意があるのですが、変わった模様はすべて色が変わるという訳ではなく、ウィルスに感染している可能性もあります。球根の状態ですでにウィルスに感染しているものは、花に奇怪な特徴を発現するかもしれませんので、このようなことが発現した際には、
【まとめ】
今回調べてみましたが、理由に関して断言できることがありません。理由はあくまでも可能性を示したもので、遺伝子の可能性が高く、どうやって発現するのかわかりませんでした。ただ、球根自体に様々な色の情報が刻み込まれており、発現する際にどの遺伝子がかかわっているのかそれぞれのチューリップで異なりますので、色が変わるものもあれば変わらないものも出てきます。結果として、色が変わるのは突然変異や偶然起こると考えます。