秋から初夏にかけて、白や黄色、ピンクのかわいらしい花を株いっぱいに咲かせるマーガレットは、カナリア諸島原産で温暖な気候を好む多年草です。背丈が30～100センチと幅広く、小さな鉢植え用や大きな切り花用など多種にわたります。
地植えでも育てることが出来、比較的育てやすい為ガーデニングや寄せ植え、ブーケのお花としても人気があります。一般的には白が多くみられますが、その他にも黄色やピンク、オレンジなどがあり、また花びらの付き方も一重や八重、丁子咲きなど様々な品種があります。
マーガレットの咲き方による花の特徴
マーガレットと言われてイメージするのが、この野生種（原種）と言われる品種ではないでしょうか。このマーガレットは一重咲で、スッとした細い形の花びらが均等に並び、花芯が黄色く盛り上がっているのが特徴です。
時期になれば、道端や家庭の庭先にも群生しているのを見かけます。絵画にもよく描かれているのもこのタイプではないでしょうか。恋占いで好き、嫌い、好き・・・・と花びらを一枚一枚とっていくものこの一重咲のマーガレットです。
ドリームテトラやドリームレディーに代表されるのが、幾重にも花びらが重なり、ふんわりとかわいらしい印象が特徴の八重咲の品種です。シルクボールのようにピンポン玉のように丸い形状に咲くものがポンポン咲き、そしてドリームメロディに代表されるように、中央に集まっている筒状花と言われる小さな花びらが大きくはっきりと見えるようになった丁子咲きがあります。
マーガレットはこのような形だけではなく、白、黄色、ピンク、オレンジなど様々な色があるのも特徴の一つです。
マーガレットの葉の特徴
品種によって様々な花の特徴があるますが、一方、葉はどのような特徴があるのでしょうか。
花のように様々かと思いきや、葉は共通して深い切れ込みが特徴で、羽のような形をしています。春菊の葉とよく似ています。
まとめ
日本のみならず世界中の人に愛され、その結果多くの品種が生まれたことからもわかるように、マーガレットは鉢植え、寄せ植え、地植え、切り花、ブーケなど多種多様な楽しみ方ができます。昨今ブームにもなっているナチュラルガーデンにもよく似合います。咲き方や色の特徴をよく知り、お好みの一つを見つけてみてはいかがでしょうか。
