秋も深まると少しずつ枯れ落ちているマリーゴールド。よく見ると花殻から黒く細長い種が見えています。この種を使って翌年も咲かせる為に、種の取り方や収穫の時期について見ていきましょう。
マリーゴールドの種の取り方や、収穫の時期について
収穫の時期は、マリーゴールドの花が徐々に少なくなってくる10月中旬から、花殻摘みを一旦止めて、そのまま残すようにします。
その後2~3週間で花が完全に枯れると茶色へと変わっていきますので、花を切り取ってカラカラに乾燥させてから花柄を取ると種が見えます。
マリーゴールドの種は黒っぽくて細長く、先が白くなっています。取り方は、指などで引張たり、手で花柄を揉みほぐすと、たくさんの種が取れます。
通気性の良い不職布などを被せて、雨に当らない場所で管理します。雨に濡れると発芽率が悪くなりますので、注意しましょう。雨よけ対策はしっかりと行って下さい。
その際、種がバラバラにならないように新聞紙やティッシュペーパーなどに包み、翌年の春まで冷蔵庫で保存しましょう。発芽率は落ちてきますが、2~3年は持つといわれています。
また、地植えの場合、細かいことに拘らなければ、そのまま種を落として咲かせることも可能です。
マリーゴールドの種は、自分で収穫し、種を蒔いて育てるとなると、発芽率が低かったり、親と異なる花を付けたりします。
もし同じ花で統一したいのであれば、市販の種を購入して育てる事をお勧めします。
発芽の適温は15℃~20℃なので、一般的には3月~5月に種まきを始めていきます。温暖の地域では、種まきの時期が2回あります。
春まきは3月~5月、開花するのは、6月~10月となり、遅まきは7月に種をまき、開花するのは、9月~11月頃となります。
暖かいところでは、ほぼ半年に渡り、マリーゴールドの花を楽しむ事が出来るのです。
まとめ
マリーゴールドの種の取り方については、意外と簡単でしたね。しかも一度にたくさん収穫出来る事が分かりました。地域差もありますが、適切な時期に収穫をして、翌年の春に種まきをし、また秋へと向けてオレンジや黄色に輝くマリーゴールドを見たいですね。