ドライフラワーとは、自然の草花を観賞用に乾燥させたものをいいます。自然に枯れたものを採取したものや、自然乾燥したもの、乾燥材によって脱水乾燥させたもの、瞬間的に高熱で乾燥させたものや冷凍乾燥させたものがあります。この中で、自然乾燥させたものが一般的です。
ドライフラワーは人気が高く、雑貨屋さんに売られていたりカフェなどで可愛く飾られていたりします。生花は枯れてしまうため、楽しめる期間が短いですが、ドライフラワーは、生花より長く飾ることができます。
また、お世話がいらないので手軽にお花を生活に取り入れることができます。どの花でも、ドライフラワーをつくることは可能ですが、その中でもドライフラワーに向いている花がいくつかあります。
マリーゴールドもドライフラワーに向いている花の1つです。マリーゴールドのドライフラワーは一体どのようにして作るのでしょうか。
マリーゴールドのドライフラワーの作り方。
ドライフラワーのシンプルな作り方は花や植物を逆さまにして花びらが重ならないようにして直射日光が当たらない場所で１～２週間ほど乾燥させる方法です。
ドライフラワーの作り方で1番時間がかかります。しっかりと水分を抜くことが重要ですが、このとき直射日光に当てるのは厳禁です。
時間短縮する方法として、紙袋とドライヤーで花を乾燥させます。花を逆さまにして紙袋の中に入れます。ドライヤーの温風が直接花に当たらないように紙袋の中に温風を送り込みます。
これを、５分ほど続けます。そのあとは風通しの良いところに逆さまに1日吊るして乾燥させて完成させます。ドライヤーを当てた紙袋の中は高温になっているので火傷に注意します。
温風は、直接花に当たると花を傷めるので、直接当てないように気をつけます。葉が落ちにくく花の色もあまり退色しない方法としては、薬局で市販されているグリセリンを使用する方法があります。
グリセリンと熱湯を１：３の割合で混ぜて、溶液を作ります。溶液が冷めてから花瓶や瓶の中に入れます。その中に花や植物を挿したままにしておきます。
このときに、液を吸いやすいように茎に切れ込みを入れておきます。冷暗所で10日間程度、保存したら出来上がりです。
綺麗な花の状態のままドライフラワーにしたいときは、シリカゲルとタッパーを使います。タッパーにシリカゲルを敷き詰め、その上に花を置き、その上からシリカゲルを花が潰れないように完全に花が隠れるまで入れます。
このとき、シリカゲルは手荒れの原因になるので、取り扱うときは充分に注意します。タッパーの蓋をしっかり閉めて１～2週間程度で完成します。
１～２週間の期間を短縮をさせる方法が電子レンジを使うとその日のうちに完成します。電子レンジ対応のタッパーにシリカゲルと花を入れて蓋をせずに５００ワットで約1分３０秒加熱します。
加熱後、取り出してある程度冷ましてから、花を取り出して出来上がりになります。加熱しすぎると花が焦げるので注意が必要です。
色鮮やかなマリーゴールは、色や形をキープしたままドライフラワーにすることがオススメです。なので、このシリカゲルを使用したドライフラワーの作り方が最適です。
まとめ
ドライフラワーの作り方はいくつかの方法があります。どれも手軽で簡単にできるものばかりです。花の特徴をどう生かすかで作り方を選ぶ必要があります。
マリーゴールドも簡単にドライフラワーを作ることができます。生花で楽しんでから、ドライフラワーにして飾って楽しむことができ、２重に楽しむことができます。
