ツツジは、日本でポピュラーな花のうちのひとつですが、ツツジにはいろいろな種類があるというのはご存知ですか?ツツジには約300種類もの園芸品種があると言われています。
この記事では、ツツジのなかでも特に、八重咲きをするタイプのものをご紹介いたします。
【ツツジの八重咲きをする種類は?】
ツツジの中でももっともポピュラーといわれている平戸ツツジ、通常は花びらが5枚のシンプルなつくりをしていますが、平戸ツツジの園芸品種のなかには、八重咲きをするものがあります。
白い平戸ツツジの八重咲きは、フリルのような花びらにボリュームがあり、とても美しいです。まるで花嫁の衣装のようですよ。
平戸ツツジの中でも最も大きいといわれるオオムラサキにも、八重咲きの品種があります。ムラサキヤエといって、花弁に密度があり、見た目がとても華やかです。刈り込んで樹形を仕立てたり、生垣にもちいたりするのに非常に人気です。
また、ミツバツツジという品種も八重咲きをする白いツツジです。花びらが細くひらひらしているのが特徴で、まるでレイのような美しさがあります。
八重咲きのヒラドツツジには、薄い桃色のものや、濃い桃色のものもあります。
いずれも薔薇のようなボリュームがあるので、よく見るツツジでは少し物足りないという方にもおすすめです。
ツツジの見た目は、花びらが五枚という印象が強いため、八重咲きのツツジはパッと見てすぐにツツジとは思わないかもしれません。
ハコネコメツツジ、という珍しい八重咲きのツツジもいます。
真っ白い花びらをしており、花が筒状に咲くのが特徴です。小さいお花ですが、花弁が4~5枚に裂することが多く、見た目がフリルのように華やかになります。
一般的なツツジにくらべて小さく、更に筒状の花が咲くため、ツツジだとは分かりにくいですが、立派なツツジの仲間です。
まとめ
いかがでしたか?今回は八重咲きをするツツジの品種についてご紹介いたしました。皆さんはどんな咲き方をするお花が好みでしょうか?
同じツツジでも、八重咲きのものとそうでないものを比べてみてください。ツツジには二重咲きのものもありますので、比べてみると自分の好みが分かるかもしれません。