初夏のころに、低木に咲き乱れるツツジを見ると、もうすぐ夏が来るのを感じますよね。
ツツジはよく知られている花ですが、実は多くの種類があるって知っていましたか?
この記事では、ツツジの種類についてご紹介いたします。
【ツツジの種類ってどれくらいの数があるの?】
ツツジとはツツジ科の植物で、そのツツジ科の植物には、125属4000種類ほどの植物が分類されています。一般的にツツジと呼ばれるのは、その中でも「ツツジ属」と呼ばれる分類のものです。日本には、数十種類の原種ツツジが自生していると言われています。
主にアジアに広く分布していて、ネパールでは国花となっています。
品種によってバラつきはありますが、主に4月下旬から6月上旬にかけて開花します。
この記事では、ツツジの品種をいくつかご紹介いたします。
オオムラサキ
大輪の赤紫色の花を咲かせるツツジです。
とても丈夫で風などにも強いため、公園や道路などに植える品種として昔から重宝されています。
シロリュウキュウ
こちらは大輪の白い花を咲かせます。江戸時代の中期のころ、もっとも愛されていたツツジのひとつです。
ホンキリシマ
花つきがよく、深紅色の花をしているので見た目がとても華やかな品種です。
枝葉が隠れるほどに開花するので、その姿は江戸時代に高く評価されていました。
麒麟
鮮やかなピンクの二重の花が咲くのが特徴です。クルメツツジのうちの代表的な品種であると言われています。
ツツジの園芸品種が多く生み出されたのは江戸時代であると言われています。ツツジは丈夫でよく育ち、数を増やすことも難しくなく、さらに沢山の大きな花をたっぷり咲かせるところが、昔から気に入られてきました。
ツツジは、日本人に最も親しまれている植物のひとつと言えるくらいに知名度の高い花です。
まとめ
いかがでしたか?今回はツツジの種類の数についてご紹介いたしました。非常にたくさんの園芸品種があるため、数をピッタリ特定することはできませんが、非常に多くの品種があることが分かっています。
ツツジを愛した江戸時代の人々たちが、ツツジをより美しく、沢山育てられるよう、工夫した名残が今でもあるのでしょう。