スミレはスミレ色と言われるように、濃い紫色が魅力の花ですが、スミレの仲間の中には白い花を咲かせるスミレもあるそうです。
日本では全国的に見られるようですが、花の色からスミレだと気付かないこともあるようです。
そこで今回の記事では、白い花を咲かせるスミレの種類について説明したいと思います。
スミレの種類 白い花を咲かせる種類は?
スミレと聞くと濃い紫、いわゆるすみれ色の花を思い浮かべる方が多いと思いますが、スミレには様々な種類があり、花の色も紫色、薄い空色、白色、黄色などがあると言われています。
白い花を咲かせるスミレにも種類があり、多く見られるのがツボスミレ(坪菫)と言うスミレです。
ツボスミレはニョイスミレ(如意菫)とも呼ばれ、山間部に多く、畑や水田の水路の脇などでもよく見られるそうです。
ツボスミレの名前の由来は、坪は庭の意で、庭に咲くスミレと言う意味で付けられたとされています。
特徴は白い花色、花弁に基部に向けて紫の筋が入り、花全体が紫味を帯びることもあるそうです。
葉は綺麗なハート形、艶のない緑色で無毛、葉の縁に粗くて背の低い鋸葉があるとされています。
全体に小さく、茎は地表を張って伸びるため、花が高く出ることはなく、あまり目立たない植物のようです。
また、ツボスミレは分布が広いため変異が大きく、変異種として、葉身が短く基部が深く心形、葉がへの字形になるアギスミレ、葉が円形に近く、表面に毛があるミヤマツボスミレ、アギスミレに似てより小さいヒメアギスミレ、さらに小さく屋久島でのみ見られるコケスミレなどの種があるそうです。
日本のスミレの中には他に似た種はなく、間違えることは少ないようです。白い花を咲かせるスミレは他にもあり、スミレに似て茎を伸ばさないシロスミレヤアリアケスミレ、より小さいコヤマスミレなどがあると言われています。
まとめ
スミレと呼ばれる植物は種類が多く、花の色も様々あるそうです。
白いスミレと言うと珍しいように感じますが、日本では普通に見ることのできる花だと言われています。
他のスミレの仲間とは花の色が異なるので見分けやすいそうですので、注意して探してみると良いですね。