清楚なリンドウの花が、可憐に花を咲かせるとより愛着が生まれて、冬越しをさせて来年もリンドウの花を眺めたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、リンドウの季節ごとに気をつけたい育て方や冬越しの方法について紹介します。
リンドウと冬越し方法と季節ごとの育て方
リンドウの花は、花の種類にもよりますが基本的に8月終わりから11月の終わりぐらいまで楽しめます。リンドウの花が咲く期間が終わって、茶色に変色した花をそのままの状態で放置しておくと、種を作る方に栄養分を奪われて株が衰えることがあります。なので、種を採集するつもりがないなら、花を茎の付け根から摘み取っておきます。
この花摘をしておかないと、次の時期につぼみができにくくなります。冬越しの方法は、リンドウには冬の寒さに耐える耐性はある程度ありますが、霜に当てないように注意しましょう。
冬は、軒下などの環境で管理するか、他の植物の下などに置いて直接霜が当たらないような環境で管理することができれば、リンドウの冬越しはできます。また、冬は、地上に出ている部分は枯れていますが、地中にはリンドウの根がしっかり生きているので、冬から春にかけてたまに水やりをたっぷりと行います。こうすると春になれば新しい芽が顔を出します。
水やりで注意するのは、リンドウは乾燥した環境にはとても弱いですが、あまり水やりを行ってしまうのも花を弱らせてしまいます。一回の水やりでたっぷりと水分を補給させて、水やりの合間に余分な水を与えないメリハリをつけて育てましょう。
無事に冬越しさせて、春にリンドウの芽吹が出る時期になったら、よく日の当たる場所に移動させます。春から秋にかけて、日照不足になってしまうと茎葉が間延びするので、枝葉にもしっかり日光を浴びさせて丈夫な株に育てましょう。
日当たりのいい環境で育てると、花付きも良くなります。葉は元気に育っているのに花が付かない時は、根づまりやネコブセンチュウなどの害虫も考えられますが、一番の原因となるのは日照不足であることが多いです。
夏になっても日当たりのよい場所で管理しますが、リンドウは、暑さに少し弱い花なので、真夏になったら明るい日陰に置いて、直射日光を避けられる場所に置いた方が安全です。
まとめ
リンドウは、暑い環境は苦手で冬は寒風や霜に注意すれば屋外でも冬越しは可能です。とにかく極端に乾燥させてしまうとうまく育たないので、冬でも適切に水やりを行って管理しましょう。