ダリアの原産地はメキシコなど熱帯地域の高地ですので、基本的には水分はさほど必要はないようです。ですが、日本は高温な気候な上に直射日光も強いので、土が乾燥する事も多く、特に鉢植えの場合、水やりが必要になります。
今回は、ダリアを育てる時に必要な水やりの方法やタイミングについて紹介します。
ダリアを育て方で最適な水やり方法とは?
ダリアの球根は水をたっぷり含んでいるので、植え付け後の水やりをした後は、発芽するまで、水やりを控えて下さい。水をあげすぎると球根が腐る事も多いのです。
ダリアを地植えした場合には、水やりをしすぎると地表近くで根が水分を得てしまうので地中深くまで根が伸びなくなり、生育が悪くなる可能性があるので特に注意が必要です。また、水やりの時の水の勢いにも注意して下さい。泥がはねると、泥の内部の雑菌などが茎や葉の傷口から入る事もあります。
地植えの場合は、球根を植えた後に一回水やりをしておけば、基本的に天候まかせで問題ありません。暑い日が続いた場合は、葉の表裏に霧吹きで水をかけて湿らせてあげて下さい。また、花やつぼみに水をかけてしまうと、つぼみが腐ってしまう事があるので水をかけないようにして下さい。切った茎があったらそこにも水がかからない様にしないと、茎の穴から水が入って球根を腐らせることもありますので、そちらにも注意が必要です。
ダリアの鉢植えの場合の水やりは、基本的には土が乾いたら与える程度です。土を押して、指を入れると判断がしやすくなります。この時に葉水をしておくと害虫の予防になります。しかし、水やり後、受け皿に水がたまっていたら毎回すてて下さい。
夏の場合は、水やりの時間にも注意が必要です。気温が高く、風もない昼間に水をあげてしまうと水分が蒸発して、土や、葉の近くが高温多湿になってしまいます。夏場に水をあげる場合はできるだけ夕方~夜にかけてあげるのがおすすめです。
【まとめ】
3万を超える品種のあるダリアは直射日光には弱い一面があります。鉢植えの場合には、日陰を用意するなどの工夫が必要でしょう。水やりに関しては、とにかく土が乾いたらあげる、ということが原則です。水やりをする際には、花やつぼみにかけない様に注意して下さい。