「アスプレニウム」とはシダ植物の総称です。世界の熱帯地域に分布していて約650~700種ほどもあると言われています。花は咲きません。日陰でもよく育つため日本では観葉植物として親しまれています。葉が大きく広がって存在感があるのでお部屋のインテリアにしている方も多いのではないでしょうか。では、このアスプレニウムを育てる時のポイントをご紹介します。

アスプレニウム 育て方

アスプレニウムの育て方のポイント

アスプレニウムは強い日光が苦手で日陰を好みます。観葉植物として玄関や室内に置いて育てる際にはいくつかのポイントがあります。

 

・葉の掃除

アスプレニウムは1枚1枚の葉が多きく、外側に向かって広がっているためホコリが積もり易いです。2~3日に1度くらいの頻度でこまめにホコリを払いましょう。

 

・水やり

日陰を好みますが寒さには弱い植物です。季節や気温によって水の与え方を変えるのがコツです。目安として気温10度を境目として考えます。

気温10度以上になる春~秋はアスプレニウムの成長期でもあるので、土の表面が乾燥したら水をたっぷり与えます。

気温が10度以下になってくると、アスプレニウムの成長が緩やかになります。水をあまり必要と

しなくなる時期なので、土の表面が乾燥してから2~3日後に水を与えれば十分です。

葉には1年を通してこまめに霧吹きで水を与えます。

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・肥料

基本的に肥料を与えなくても育ちます。肥料を与えると早く成長します。与える場合は春~秋の成長期に液肥を与えます。液肥を適切な濃度に希釈して10日に1回くらいの頻度で与えます。また、固形肥料の場合はゆっくり効いていく緩効性肥料を置き肥します。そして有機肥料ではなく化成肥料を使う方がコバエの発生を防ぐことが出来ます。

【まとめ】

「アスプレニウム」とはシダ植物の総称です。花は咲きません。品種は650から700ほどあると言われています。熱帯地域に分布する植物で、日陰でよく育ちます。強い日光には弱いです。日本では観葉植物として楽しむことが多いです。

水の与え方は季節や気温によって変えるのがコツです。だいたい気温10度を境目とします。気温10度以上の春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えます。10度以下の冬は土の表面が乾燥してから2~3日後に水を与えます。水を減らしアスプレニウムを乾燥させて樹液の濃度を高めることで寒さに強くさせることもあります。

「葉水」と言って、葉にも水をかけてあげます。1年を通してこまめに霧吹きで水をかけてあげましょう。