バラは病気や害虫が付きやすい植物です。日ごろの手入れが花の付き方にも影響するので、病気になる前に対策したり害虫を防いだりするのが大切です。

病害虫の中でもうどんこ病はよく出る病気です。原因と対策、予防について調べてみました。

バラのうどんこ病の原因

バラ うどんこ病 原因

うどんこ病とは、バラの葉っぱが粉を吹いたように白くなる病気です。ひどくなると粉があたりに飛び散ったりします。

うどんこ病の正体はカビです。カビというと湿った薄暗いところが好みですね。

葉っぱが込み合って繁っていたり、風通しが悪かったりするとてきめんにうどんこ病が蔓延しています。バラに限らず多くの植物がかかる病気です。

発生する期間は5月から11月ということですので、バラの葉っぱが出ている時がすべて発生の可能性がある、ということですね。

バラのうどんこ病の治療

葉っぱに白くカビが生えてしまったら見栄えが悪くなります。見栄えだけならまだしも、光合成が阻害されて株の元気がなくなります。

それにうどんこ病は伝染していくので厄介です。

見つけたら葉っぱは切り落とし、落ちている葉はすべて処理します。軽症のときは、酢水や重曹水を散布するだけでも効果があります。1週間くらい間を開けて散布してください。

除菌剤などで葉っぱを拭くのも効果的です。重症なら薬剤を散布しますが、葉の裏までしっかりとかけてください。

同じ薬を使い続けると薬効がなくなってくるので、いくつかの薬剤をローテーションで使うようにしてください。

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バラのうどんこ病の予防

予防法としては、風通しや日当たりを良くして株が元気になるように、込み合った枝や葉っぱは切り落とします。

肥料は窒素肥料を与えすぎるとよく発生するようなので、窒素肥料は与えすぎに注意してください。
カリウム分の不足からも発生します。

またうどんこ病は若い芽から発生していきます。成長して大きくなった芽は後から、まず若い芽が狙われます。毎日の観察が予防につながります。

まとめ

美しく咲いてくれるバラは嬉しいものですが病気や害虫が発生すると、不安になってしまいますね。

けれど予防法も対処法もあるので、諦めず世話をしてください。もうだめだと思った株から新芽が出てくれた時は花が咲く以上に嬉しいものです。