梅雨の時期に咲く紫陽花の花に、実は毒があるというと皆さん驚かれるでしょう。あの綺麗な花にどのようは症状が出る毒が入っているのかは正直怖いのかもしれません。色鮮やかな花が梅雨のジメジメした気持ちを癒してくれるのですが、しっかり知っていれば大丈夫です。では、これから安全に紫陽花の花を楽しむにはどうしたらよいのかを知る必要があります。これらの毒性と症状について紹介していきます。

紫陽花の毒にはどのような症状が出ますか

紫陽花 毒 症状

紫陽花を直接手に触れても大丈夫ですが、この毒にはどのような症状が出るのかというと、根には青酸配糖体やアルカロイドという毒性の成分が含まれており、かみ砕くことで紫陽花の中の分解酵素と反応したり、胃の中の消化酵素と反応したりすることで、青酸が生成されるといいます。その結果、吐いたり痙攣したり、歩行するときふらついたりするという症状があります。しかしこの症状は果たして青酸配糖体という毒が、紫陽花本体の毒なのか、植えられている土壌の汚染などによるものか、正式に証明されているものではないのです。

紫陽花に含まれる毒が少ないため、まだ疑わしい部分がありますが、毒があることには間違いないのです。しかし、十数年前に料理に添えてあった紫陽花の葉を食べた数人が症状を出していたところから紫陽花には毒があるという疑いをかけられていたのですが、正直本当なことかどうかわかりません。この紫陽花の花を剪定しただけで毒による症状が出ることがなく、注意することというと、あじさいを口にしないことが前提です。

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紫陽花の花を楽しむには全然問題はありません。今でも詳しい紫陽花の毒についての問題は明らかにはなっていないので、安心してください。

ただし、室内で飼っている犬や猫が紫陽花を食べてしまった場合には、すぐに吐き出させて病院に連れていくことが必要です。最悪の場合、命を落とすことになりますので、注意が必要です。特に散歩中や部屋に紫陽花を飾ってある時には気をつけたいところです。

まとめ

紫陽花に似た植物でアマチャという紫陽花の変種があります。このアマチャの葉を蒸して飲むことが通例でしたが、一度アマチャによる毒の症状が出てしまったことで、厚生労働省が注意の必要なことを発表したことが明らかになります。

では、一番注意しなければならないことは、直接紫陽花の葉を食べないことです。実際に料理に添えられた葉を食べて中毒症状が起きているために、季節のものだからといって、口にしてはいけないものです。少々怖い話ですが、幸いにも症状は軽症で済むのですが、重くなると人間も命を落とす危険性があるところから、気をつけてほしいところです。

綺麗は花を咲かせる紫陽花の毒に関しては、少しぐらいの吐き気については食べ物に当たるのと同じではとは思いますが、それよりもちょっと違う状態になります。口に含まないことと、アマチャを飲む時にも気をつけましょう。