クリスマスフラワーとも呼ばれているポインセチアは、赤色の発色がとても綺麗で特徴的です。メキシコ原産のポインセチアは比較的乾燥にはつよい性質を持ちますが、寒い冬の時期の管理には注意が必要です。
ここでは、ポインセチアの冬の水やりや肥料のあげ方についてご紹介します。
【冬のポインセチアの水やりは土の状態にあわせる】
ポインセチアの生育期は4月~10月のため十分な水やりが必要ですが、休眠期にあたる11月~3月までの冬から春にかけての期間はそれほど多くの水やりは必要ではありません。ポインセチアを含めて、休眠状態に過度な水分供給は植物にストレスを与えるため控えるべきです。
冬場のポインセチアに与える水分の目安は、土の状態を参考にすると良いでしょう。土全体が乾燥してきたら水分を加えるという方法で、冬のポインセチアの水やりは十分です。土の表面は乾燥していても、土中は水分を含んでいる場合があるため、割り箸など木の棒を土のなかに差し込んでおくと、引き抜いたときに状態が分かりやすく便利です。
ポインセチアを置いてある温度状況にもよりますが、水やりは日中におこなうことを心掛けましょう。特に冬の夜間は気温が下がるため、寒さに弱いポインセチアを冷やす原因に繋がります。
【冬のあいだポインセチアに肥料は無用】
休眠期の冬、ポインセチアに肥料を与える必要は基本的にありません。もちろん、生育期には薄めた液体肥料を与えたり、緩効性の固形肥料を加えたりはしますが、ほぼ生育が止まっている冬に肥料を使用するのは、反対に悪い影響がでるため好ましくありません。
生育には欠かせない肥料も不必要な量は根焼けをおこす原因となり、結果的に植物が病気にかかりやすくなります。そのほか、土そのものが酸性となるため、害虫がよってきやすくなる原因でもあります。
ポインセチアを育てている人のなかには、冬に肥料を使用しているケースもありますが、それは長年育てた経験から与えるものであり、過度に神経質になることは必要ありません。
【まとめ】
ここまで、冬季のポインセチアの水やりや肥料のあげ方について紹介しました。冬のポインセチアは休眠期にあたるため、それほど多くの水分は必要とせず、土全体が乾燥してからの供給で問題ないことをお伝えしました。
また、冬のあいだ肥料は必要ではなく、過度の供給はポインセチアの根を痛めることになると心得ましょう。