ポインセチアはメキシコ原産の植物ですから寒さに強いはずと思ってはいませんか。実物のポインセチアは寒さに弱いため、本来の多年生がいかされず冬のシーズンで枯らしてしまう場合があります。
ここでは、ポインセチアの冬の育て方と室温についてみていきましょう。
【ポインセチアの冬の育て方ポイント】
11月~3月までの冬の季節、ポインセチアの育て方のポイントとなるのが置き場所です。寒さに弱い植物であることを忘れずに、冬のあいだは温かい室内に置くのが理想的でしょう。日当たりの良い南側の窓辺がお勧めですが、夜間は冷気がはいるため窓辺から離すことを心掛けます。
冬のポインセチアは休眠期にはいっているため、夏場の育て方とはことなり水分は土全体が乾燥してから与えるだけでよく、肥料は与える必要はありません。また、咲き終わった花を摘み取ることも、株に負担をかけない育て方のポイントです。
【冬のポインセチアは室内の温度と場所に注意を】
ポインセチアを冬のあいだ置いておく室内温度は、10℃以上を心掛けます。10℃以下の室内温度では、葉が黄色くなりポインセチアがしおれる原因です。ポインセチアの葉が次々と落ちだした場合、室内温度が低すぎることが挙げられるため、室温の設定をあらためましょう。
冬の外気に当てなければ大丈夫だろうと、玄関などにポインセチアを置くことも控えるべきでしょう。比較的暖房効果の低い玄関と温かい室内では温度の違いがあるため、夜間室内に移動したときの温度変化に適応できず、ポインセチアの葉が変色したり、しおれたりするリスクが高まります。
先ほど育て方のポイントとして室内の日当たりの良い窓辺に置くと伝えましたが、ポインセチアはとても繊細な植物のため、カーテンが擦れただけでもキズとなり、変色を起こしてしまいます。そのため、室内にポインセチアを置く場合には、人が通る通路や物が当たらない場所が必要です。
【まとめ】
ここまで、ポインセチアの冬の育て方と室温についてみてきました。冬のポインセチアは休眠期にはっているため、水や肥料はそれほど必要ではありません。そのかわり、温度管理が育て方のポイントとなります。少なくとも室温10℃以上の環境を心掛け、日当たりの良い室内場所を用意してあげましょう。