ひまわりを育てる楽しみの一つが、ひまわりの花が咲き終ってから種を収穫することです。ところが、ひまわりの中には種を収穫することが難しい品種があるようなのです。どのような場合に種を収穫することが難しくなってしまうのでしょうか?
ひまわりの種ができない!?
ひまわりの花の時期が終わり、いよいよ種の収穫、という時期になって種が取れないということが続出しているようです。
一つには、温度が受粉に適さず、種ができなかった可能性があります。ひまわりは他家受粉なので、放っておいてもハチやコガネムシが媒介してくれます。日当たりの良いところに種を蒔くことが大事です。
そして、もう一つ大きな理由があります。最近、人気あるミニひまわりですが、ミニひまわりは、種の収穫が難しいらしいのです。品種改良が進みF1という品種が主流になっていることが原因に挙げられます。F1の品種は、一代交配種で、種ができてもその種から親と同じ種が取れるわけではないのです。また、発芽率もとても低いとのことです。このことから、ミニひまわりの種は発芽率の良い種がそろっているお店で買って蒔くことが一般的であるようです。
ミニひまわり以外のひまわりに関しては、種を取るタイミングとしては、花が終わってから1ヶ月くらいたって黒くなった頃がベストです。開花受粉がうまく行けば種ができますが、格好の鳥の餌となります。鳥に種を食べられてしまうことを防ぐために、花だけ切って干しておくという方法もあります。種の感触が固くて、色が黒いときに収穫しましょう。
まとめ
F1種が主であるミニひまわりから、種を取るということ自体は、不可能ではないようですが、かなり効率が悪く、発芽する確率も低いことから、ミニひまわりに関しては、お店で種を買うことをお薦めします。ミニひまわり以外のひまわりから種を取る場合は、日当たりの良い場所で育て、種を取るタイミングを見極めてください。