夏になると何を思い出しますか?
夏休み、アイス、水遊び、虫取り。いろいろありますよね。
私は子供のころにヒマワリを育てたことも思い出します。
夏の象徴のような大輪のヒマワリですが、イメージ通りに夏の季語なのでしょうか?
意外に季語は違うことがあるので、少し気になりますよね。
ヒマワリは夏の季節なので、夏の季語?
まず、季語(きご)というものは、連歌、俳句などに用いられる特定の季節を表す言葉のことです。
例えば、雪ですと冬の季節の季語ですし、「花」は春の季語になります。
そして、季語はその成り立ちによって3種類に分けられます。
まず、事実の季語で、「雪」は冬に降るから冬の季語。
「梅の花」は春に柵から春の季語という場合です。
次は支持の季語になりますがこれは「春の雨」「夏の山」「秋風」というように物事の上に季節を表す言葉がついて間接的に季節を表しているものです。
最後は約束の季語で実際には複数の季節を通して見られるものでも「月」は秋「虫」秋などといったものが例に挙げられます。
そして、時々現代の私たちにとってイメージの違うものが意外な季語だったりすることがあるのですが、その理由は、
季語の表す季節は従来の暦である旧暦にもとずいたものだからです。
そのために、私たちが現在の暦の感覚で季節を表す季語を捕らえようとすると違和感があるように思えるものがあるのです。
そして、ヒマワリ(向日葵)はキク科の一年草です。
日回りと書かれることもありますし、日輪草(にちりんそう)日車(ひぐるま)日向葵(ひゅうがあおい)サンフラワー(Sunflower)ともいわれることもあります。
種を食用や油にしたり、花を観賞用にしたりするために広く栽培されています。
花言葉は「私はあなただけを見つめている」です。これもイメージにあいますよね。
原産は北アメリカで高さ3m位まで成長して夏から秋にかなり大きな黄色い花を咲かせます。
花弁は大きな一つの花のように見えますが、実は頭状花序と呼ばれるもので、多くの花が集まって一つの花のように見えるようです。
これはキク科の花によくみられる特徴で、外輪に黄色い花びらを付けた花を舌状花といい、内側の花びらのない花を筒状花と区別することもできます。
和名の由来は太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回ることからなずけられました。
しかし、実際は成長が盛んな時期のみの動きのようです。
そして、イメージの通りヒマワリは夏の季語です。
まとめ
夏の代名詞のようなヒマワリという植物ですがイメージ通り夏の季語でした。
花言葉もその大きな花のイメージに合うような意味合いですし、なんだか素敵ですよね。
俳句や歌などを作る機会がありましたら、是非夏の季語のヒマワリを使い夏の素敵な情景を表してみたいものです。