シダ系の観葉植物は鮮やかな緑の葉が根元から外に広がってボリュームがあります。花は咲きませんが緑の葉が美しいので玄関やお部屋に飾っている方も多いのではないでしょうか。シダ系植物の総称をアスプレニウムと言い、700種類ほどもあると言われています。このアスプレニウムはどのような特徴のある植物なのでしょうか。
観葉植物として親しまれるシダ植物(アスプレニウム)の特徴
シダ植物の「シダ」は漢字で「羊歯」と書きます。これは葉が羊の歯に似ているからとか、歯型のような葉が枝垂れているからなどと言われるように葉っぱに特徴があります。
「アスプレニウム」はシダ植物の総称です。アスプレニウムの品種は700種近くあると言われています。日本ではその内の30種くらいが確認されているそうです。葉の質や形状もそれぞれに違いがあります。革のように硬いものや先が尖って平べったいもの、光沢のあるもの、波打っているもの、肉厚のものなど様々です。
種類の多いアスプレニウムの区別の仕方は葉の裏に付く胞子のうによります。品種によって胞子のうが付く幅や長さが違うからです。自生しているアスプレニウムは胞子によって増えますが、観葉植物としてのアスプレニウムは株分けで増やしていきます。
アスプレニウムは熱帯の植物なので高温多湿を好み、日陰や半日陰で育ちます。暑さに強いのですが日光には弱いので直射日光に当たらないように日陰で育てます。花は咲かず、緑色の大きな葉を1年中楽しむことが出来ます。葉の種類も品種によって様々です。そのため室内で育てられて葉やその色を楽しむ観葉植物にピッタリなのです。最近はアスプレニウムの空気清浄能力や葉の蒸散作用に期待が寄せられ、エコプラントとしても人気です。
【まとめ】
シダ植物は「アスプレニウム」とも呼ばれています。もともとジャングルなどの熱帯雨林の植物なので暑さに強いのですが、直射日光は苦手です。日陰で十分育つのでインテリアとして室内で栽培することが出来ます。花は咲かず、大きくて鮮やかな緑色の葉が外に向かって広がるので存在感があります。葉の形状も様々で観葉植物として好まれますし、最近では葉の清浄能力や蒸散作用が注目されエコプラントとしても人気のある植物です。
基本的に肥料は与えなくても育ちます。寒さにはあまり強くないので温度と水やりに気をつければ比較的育て易いと言われています。また、自生しているシダ植物は胞子によって増えていきますが、観葉植物用の場合は株分けをして増やすことも特徴の1つです。