アスプレニウム・ラスタという観葉植物をご存知ですか。肉厚の葉は幅が広く光沢のある濃い緑色で迫力があります。1枚1枚の葉は根元から葉先までうねうねと波打っています。アスプレニウム・コブラという品種とよく似ている「アスプレニウム・ラスタ」の特徴についてご紹介します。
アスプレニウム・ラスタの特徴
アスプレニウム・ラスタはシマオオニワタリとも呼ばれます。光沢のある鮮やかな濃い緑色の葉が激しく波打つところはアスプレニウム・コブラととてもよく似ています。多少の個体差はありますが葉の幅がコブラよりやや細めですっきりしている印象です。また、コブラの葉先はカールしたりうねったりして動きが感じられるのに対し、ラスタのほうは比較的真っ直ぐ上向きで放射状に広がります。肉厚で大型の葉は1枚だけ切って飾っても迫力があり、フラワーアレンジメントなどにも使えそうです。
・置き場所、温度
直射日光に当たると葉焼けを起こします。やわらかい日差しのある場所で、冬は10度を下回らない環境が適しています。5月~9月頃は屋外の半日陰に置くのもおすすめです。気温が下がる秋以降は室内で管理しましょう。
・葉水、葉の掃除
大きな葉が乾燥しないように1年を通してこまめに葉に霧吹きなどで水をかけてあげましょう。また、葉が大きいのでホコリが付き易いです。葉の掃除もまめに行うと光沢のある鮮やかな緑色を保つことが出来ます。
・水やり
基本的に土の様子を見て判断します。成長期である5月~9月頃は土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えます。成長が緩やかになる冬はあまり水を必要としないのでやや乾燥気味に管理します。土の表面が乾いてから2~3日後に水を与えるようにします。
【まとめ】
アスプレニウム・ラスタは葉が大きくて光沢のある鮮やかな濃い緑色です。肉厚の葉は根元から葉先までしっかりと波打っています。アスプレニウム・コブラに似ていますが、葉の形がコブラよりもすっきりと真っ直ぐに近い形をしています。1枚1枚の葉は比較的真っ直ぐで、上向きの放射状に広がって伸びています。
シダ植物なので強い日光には弱いです。しかし5月~9月頃は風通しの良い屋外の半日陰に出しておくのもおすすめです。耐陰性はありますが寒さには強くありません。寒くなる秋以降は室内で育ててください。