アスプレニウム・アビスはシマオオタニワタリの園芸種です。約700種あるアスプレニウムの内、観葉植物としてよく使われる品種の1つになります。葉の特徴はシマオオタニワタリより丸みを帯びているところです。このアスプレニウム・アビスを育てるコツをご紹介します。

アスプレニウム アビス 育て方

アスプレニウム・アビスの育て方

・温度、置き場所

寒さに弱い植物です。5度以下にならない環境で育てましょう。直射日光に弱く強い日差しに当たると葉が茶色く変色することがあります。観葉植物なので室内で育てられますが5月から9月頃は屋外の半日陰に置くことをおすすめします。室内ばかりに置くいておくよりも葉の色や光沢が良くなり丈夫な株に育ちます。気温が下がる秋以降は室内に移しますが、エアコンの風が直接当たると乾燥し易く、枯れてしまうこともあるので気を付けましょう。

 

・害虫

シダ植物は湿気を好むため同じ環境が好きなナメクジに注意が必要です。新芽や葉を食べてしまうので見つけ次第駆除します。カイガラムシは葉の裏に付いて栄養を吸い取ってしまいます。歯ブラシのような物で葉を痛めない程度にこすり落とすと駆除し易いです。

 

・水やり

基本的に土の様子を見て、乾いていたら水を与えます。成長期である5月から9月頃は土が乾いたらたっぷりの水を与えます。特に夏は乾きやすいのでまめに土の様子を確認してあげましょう。成長が緩やかになる冬は乾燥気味にする方がよいので土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷりと水やりをします。

 

・肥料

肥料は春から秋の成長する時期に与えます。液体肥料なら10日に1回程度、固形肥料なら1か月に1個置いておくくらいです。冬は成長が緩やかなので肥料をあたえなくてよいです。

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・葉の手入れ

葉が枯れると茶色くなりますが木の葉のように散ることはありません。根元から切ってください。

 

・葉水

シダ類の中でも比較的乾燥に強い品種ですが、湿度が不足すると葉がきれいに成長しないことがあります。特に芯を乾燥させないことが大切です。霧吹きなどを使って葉に水をかけてあげましょう。葉の中心部分が常に湿っているようにすると美し葉が伸びていきます。

【まとめ】

アスプレニウム・アビスはシマオオタニワタリの園芸種の1つです。葉の形状はシマオオタニワタリよりも丸みを帯びています。葉の中心部、芯の部分を乾燥させないように常に霧吹きなどで水をかけて湿らせておくと美しい葉が伸びていきます。

5月から9月頃は屋外の半日陰でやわらかい日差しに当てると葉の色や光沢が良くなり、丈夫な株が育ちます。しかし、直射日光に当てると葉が茶色く変色してしまいます。寒くなって室内に移動させる際もエアコンの風に直接当たると乾燥して枯れてしまうことがあるので気を付けましょう。葉の様子や土の様子をチェックしながら光沢のある美しいグリーンを楽しんでください。