カタバミの仲間であるオキザリス。たくさんの品種がありますがその中でもひときわ目をひくのが「トリアングラリス」ではないでしょうか。
緑色の葉っぱのものもありますが、亜種はなんと葉が紫色なんです。
今回は魅力あふれるトリアングラリスについてご紹介します。
美しいオキザリス「トリアングラリス」の特徴と育て方
・トリアングラリスの特徴
葉が紫色でその名の通り三角形のクローバーのような形をしています。
花の色は白やピンク。花期は4月~10月と長く、気温が15度以上あれば葉が落ちずずっと花を咲かせます。
普通のオキザリスの性質と同じく、病害虫に強く、強健です。
植えっぱなしでもよく育って花を咲かせてくれます。
・緑の葉を持つトリアングラリス
原産国はブラジル南部。葉の色は緑色で白やピンクの花を咲かせます。
緑の舞という別名を持っています。
・紫の葉を持つトリアングラス
トリアングラスのパピリオナケア種というものです。
緑の葉を持つものの亜種ですが、日本ではこちらの方がトリアングラリスとしてなじみが深いです。
緑の舞という別名があります。
パピリオナケア種の園芸種に「レグナリー」という品種があります。
こちらは花弁が細長く、雄しべが長いという特徴があります。
オキザリス「トリアングラリス」がたくさん花をつける育て方
トリアングラリスは強い植物ですが、育て方によっては花つきが悪くなる場合があります。
・生育環境
夏場は半日陰、それ以外は日向に置いてあげましょう。
直射日光が当たりすぎる場所だと花つきが悪くなってしまいます。
日が当たらない場所では花が閉じてしまうので、半日は日が当たる場所を選んであげましょう。
耐寒性は中くらいです。
寒くなると休眠をします。
寒冷地は霜に注意をしてください。庭植えの場合は球根を一度掘り起こした方が良いでしょう。
15度以上の気温の場所だと休眠せずに冬越しをします。
・肥料
肥料を与えすぎると花つきが悪くなります。
4月~5月ごろにゆっくりと浸透する置くタイプの肥料を与えましょう。
・水やり
多湿にすると球根が痛みますので、やや乾き気味に育てます。
庭植えの場合は雨のみで大丈夫です。
・根詰まり
トリアングラリスは自然に分球しますので、増えた球根をそのままにしておきますと大量に芽吹き、根詰まりを起こしてしまいます。
根詰まりを起こすと生長が遅くなり、花つきが悪くなるので植え替えや球根を掘り返しての管理が必要となります。
【まとめ】
・トリアングラリスは三角形の葉が特徴的なオキザリスの品種です。
・緑の葉を持つものと紫色の葉を持つものがあります。日本では紫色の葉を持つ方をトリアングラリスと指す事が多いようです。
・花期は4月~10月と長め。植えっぱなしでも問題なく育ちます。
・水やりは土が乾燥したら、肥料は年に1~2回程度とほとんど手がかかりません。
紫色のシックな葉が美しいトリアングラリス。
花だけでなく葉も観賞価値があるのが嬉しいですね。