アメリカンブルーは、1980年代にはじめて日本に輸入された、歴史の比較的浅い植物です。
ところがこの植物、輸入元のアメリカでの正式な呼び名が不明のままで日本に到着してしまいました。そのため「アメリカの青い花」であることから「アメリカンブルー」と名付けられて、その名称で日本中に広まっていきました。
アメリカンブルーの花を英語でいうと
アメリカンブルーは、学名は「エボルプルス・ピロスス」と呼ばれている、ヒルガオ科の植物です。エボルプス・ピロススを英語でつづると Evolvulus pilosus になります。
同じエボルプス属に属するブラジル産の エボルブルス・グロメラツスも、アメリカンブルーと呼ばれることがあります。エボルブルス・グロメラツスを英語でつづると Evolvulus glomeratus です。
アメリカンブルーにはエボルプス・ピロススを園芸用に改良した品種も含まれています。
最もよく知られているのが「ブルーデイズ」と呼ばれる品種です。
ブルーデイズはエボルプス・ピロススのうち、花付きが良く見た目も美しい優秀な株をもとにして、ハワイで改良したものです。ブルーデイズを英語で書くと”Blue Daze” となります。直訳すると「青い幻惑」という意味になります。
アメリカンブルーの英語の名前としては、この ”Blue Daze” が一般に通用しています。
エボルプス・ピロススの園芸品種は、ブルーデイズの他にも「ブルーコーラル(Blue Coral)」「チェルシー(Chelsea)」があります。エボルブルス・グロメラツスを改良した品種には「テルノブルーシー(Teruno Blue Sea)」があります。これらはすべて日本で品種改良を行ったものです。
【まとめ】
アメリカンブルー(エボルプス)には「エボルプルス・ピロスス(Evolvulus pilosus)」や「エボルブルス・グロメラツス( Evolvulus glomeratus )」及び、それらを品種改良したいくつかの園芸種が含まれています。最も有名なのは「ブルーデイズ(Blue Daze)」という品種で、この名前はアメリカンブルーの英語訳としても定着しています。
園芸品種としては、その他に「ブルーコーラル(Blue Coral)」「チェルシー(Chelsea)」「テルノブルーシー(Teruno Blue Sea)」などがあります。